認知症の兆候が歩き方で分かる・・・というニュースを読んで。

歩き方で認知症の兆候が・・・というタイトルを見てなるほど、と思って記事を読みました。

老化と歩行速度に関係性があるらしいという事は何となく知っていたのですが、歩き方で認知症の兆候が分かるというのは凄くいいですね。
脳の障害により認知症の症状が出てくるので、大きな症状が出ないような軽い脳梗塞などは結構発生しているようなので、もしかしたら本人や周りが気付かないレベルで体の動作に異変や兆候が出ている可能性は確かにあると思います。

歩き方で認知症になるかどうかが分かる――。そんな装置を一関工業高専(岩手県一関市)の学生3人が開発し、企業評価額を競う全国大会で最優秀賞を受賞した。つけられた評価額は過去最高の10億円で、3人は「早く起業したい」と意気込んでいる。

朝日新聞DIGITAL

高専の学生さんがこういう装置を開発したというのがまたすごいですよね。
やはり若い世代の発想力や実行力は相当なものだと思います。
負けてられません。

こういう若い世代はどんどん起業して世界をけん引するような会社を作って欲しいですね。

ただ、日本だとこういう若い企業が大活躍できる場がないみたいで、もしかしたらこういう起業できるような若い世代は海外で活躍していくようになるかもしれませんね。

資源がない日本ですが、人材という資源まで海外に出ていってはもうどうしようもないかもしれません。

3人が提案したのは、認知症の兆候を早期発見する装置とサービス「D―walk」だ。

認知症患者に特有の歩行時のすり足やふらつきに着目。一関市の高齢者約100人から集めた歩行データをもとに、インソール型の足圧センサーを入れた靴を履いて歩くと、加速度などから、その人が認知症になる可能性を予測する。

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簡単に測定できるように工夫もされていて良いですよね。
データがもっと集まれば、もっと精度の高いシステムになりそうです。

さらに外部の経営者から指導を受け、この装置を個人や介護施設ではなく、保険会社に売るビジネスモデルを考案。認知症を予防したい契約者と、認知症と診断された人に保険金を支払う保険会社の双方にとって役立つとみたからだ。

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保険会社で運用するビジネスモデルみたいなので、介護予防とか早期発見で全体的な認知症予防の方向での活用、という事にはならなさそうですけど、それはそれである程度のデータが出れば、介護現場でも歩行状態を観察しながらその兆候を分析する事はできるようになるのかもしれませんね。

しかし、日本では介護予防は必要だ、という事は示されていますが、あまりこういう予防対策って力入ってないような気がします。
介護に限らずすべての分野で予防対策というのは二の次のような感じがしているので、うまく活用できないと宝の持ち腐れにもなりそうですね。

そういう意味では、やはり予防とか今までに無い取り組みを評価してもらいやすい海外で挑戦した方が企業としては成長できるのかもしれませんね。

なんにしても若い世代がこういった研究を頑張ってくれているのはうれしいですね。


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