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放送大学で司書教諭資格を取ってみた

○年前に司書教諭資格を取ったので記念に。

自己紹介(当時)

  • 教育系大学卒5年目以下養護教諭(高校)

  • 別途中高教員免許あり

  • 学校では図書部の校務分掌なし

  • 校務分掌ガチャがクソだったので図書部になりたかった

放送大学入学(GW明け)

資料請求して要項を見ながら出願する。司書教諭は紙ベースで出願しないとならない(下は2022年度)。
放送大学にしたのは、必要な科目が通学なしで、5単位全部合わせて60000円で取れるから。

教科書到着からの学習開始

各科目ざっくり(2022年〜新カリらしいので私の受講した内容とは変わっているかも)

学校経営と学校図書館

学校図書館の法的な位置付けや司書と学校図書館司書と司書教諭の学校教育法上の役割の違い、学校図書館が備えているべき機能などを学ぶ。教員免許のカリキュラムで言うところの日本国憲法とか教育法規に該当する部分。学校図書館の法的な根拠を理解するための科目。

学校図書館メディアの構成

メディアとは、本だけでなく、画集・音楽・映像・漫画・ウェブなどの様々な媒体を指すとのこと。それぞれのメディアの特性や良いところを把握して授業にどう活かしていくかということが学べる。結構楽しい。

学習指導と学校図書館

学校図書館の機能を活かして学習指導の幅を広げていくにはどうしたらいいかを学ぶ。自分の受け持っている校種・教科で使える本(本に限らず様々なメディア)を探して、それを使った学習指導をざっくりイメージしておくと良い。

読書と豊かな人間性

読書が児童生徒に与える影響や、読書の必要性などを考える。「学習指導と学校図書館」が、がっつり教科指導だとしたら、こちらは生活指導とか道徳教育寄りの考え方になっている。

情報メディアの活用

図書館の貸出システムの電子化、地域連携システムの活用、ISBNの仕組み、著作権法などのIT系の知識と掛け合わせたような科目。図書館をより便利に効率的に運用して、利用者に欲しい情報を早く届けるにはどうしたら良いかを考える。ちょっと専門ワードも出てきて馴染みはないけど、著作権法とかは教材を作る時とかにも役立つと思った。

新カリだとどっかの科目にプログラミング教育とかも含まれているのかな。

資格取得

単位が認定されれば、あとは放送大学の方で所定の手続きをしてくれるので3月に来る証書を待つだけ。5科目全部単位認定してもらえました!

大変だったこと

各種手続き(資料請求・願書作成・払込)などは地味に大変。
提出課題が6月と9月(?)にあるので、それを仕上げるのがもっと大変。
択一の科目もあったけど、ほとんどがレポート課題(2回目の方は文字数もがっつりと)だったので時間をかけないと終わらなかった。
さすがに間に合わないなと思い、1日だけ午後休みをもらった。
手書き提出なのでくれぐれも原稿用紙に一発書きはせず、ワードなどで文字数調整したものを提出用原稿用紙に清書する。
授業で抜かした部分があっても、必ずしもそこをレポートで問われるわけではないので粘る。

感想

養護教諭になってから学習指導とは縁遠かったので、大学ぶりに指導を考える機会があったのは嬉しかった。教育基本法とか学校教育法みたいな基本的なことを振り返るきっかけにもなった。
それから、司書教諭という視点から養護教諭を見ると、他の教員にはない特性や、他の教員に比べて職種上至らないところなどが見えてきたのが面白かった。
あと、そもそも教員免許持ってないとスタートラインに立てないので、教員免許を頑張って取った学生時代の自分に感謝。養護教諭専攻の学生の方は、教員免許は時間の許す限り取るのがおすすめ。
結局教員は辞めてしまったので校務分掌ガチャに作用するかわからないけど、興味を持ってもらえたらとっても嬉しい。
もしなにか聞きたいことあれば(養護教諭の方じゃなくても)思い出してお答えするのでお気軽に!
おまけ…学生の身分になるので、映画とか博物館とかは学生料金で入れます!

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