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バンド臨終図巻を聴く①:「ハナ肇とクレイジーキャッツ」

どうもお久しぶりです。出家が当面の目標の坊主です。

僕は過去に「自分にはルーツが無い」という悩みを書いたと思います。それは今でも解決できていない問題なのですが、この度それを少しでも改善できそうなことを思いついたので、実践してみようと思い立ちました。

それは「【バンド臨終図巻】に載っているバンドをyoutubeやサブスクリプションサービスを使って聞いてやろう!」というものです。

【バンド臨終図巻】というのは、古今東西200バンドの解散理由がひたすら記されている本のこと。速水健朗をはじめとしたライターたちが、1960年から2009年までに活躍し、解散していった音楽グループの解散理由を比較的客観的な観点でまとめており、とても読んでいて面白い。

しかし、僕は「ルーツが無い」。バンドが売れて、解散していくまでの過程は確かに知らなくても面白く読めるのだが、やはり「バンド」について書かれているなら音楽も聴くべきじゃないのか。でも、やる気が出ない。じゃーどうするか。

「曲を聞いた感想をどっかに書けばいいじゃないか!」

というわけで、ここに感想を書いていこうと思います。ルールは単純。

①バンド臨終図巻の頭から順番にyoutubeなどで聞いていく。

②感想は簡単なものでいい。素人目線でとにかく書く。

たかだか200バンドだけれども、なかなかな量。最後まで聴き切ることができるだろうか。

それでは改めて「バンド臨終図巻を聴く」スタートです。

第一回目は「ハナ肇とクレイジーキャッツ」です。

いきなり濃いなぁ。その上、バンド臨終図巻の文章を読んでみると、このバンド、解散したことがないらしい。「バンド臨終図巻」なのにいきなり解散していないバンドからスタートしました!メンバーがだんだんと亡くなっていくことで活動がなくなっていったバンド。これはバンドとしての天寿を全うしたということなんだろうか。そう考えるならば、バンド臨終図巻の一番手を飾るにふさわしいのかもしれない。

さてクレイジーキャッツと言えば、スーダラ節で有名ですよね。61年に発表された楽曲なのに今でもどこかで耳にしたりするので、クレイジーキャッツという名前に馴染みがなくても、「わかっちゃいるけどやめられない」のフレーズは聞いたことがあるんじゃないでしょうか。あとは星野源が好きなバンドでも有名です。(Crazy Crazy でも歌詞の中にクレイジーキャッツのメンバーの名前が出てきたりします。サケロックの時にスーダラ節もカバーしてましたね。)

さて色々聴いてみると、コミックバンドと言えばこんな感じ!っていう感想がまず浮かびますね。ドリフターズとかと並んで、コミックバンドのイメージをお茶の間に対して、確立したバンドなのかなと感じました。歌詞は今で言う所のサラリーマンあるあるなのかなと。サラリーマン川柳を歌にしたらこんな感じみたいな。今の時代、こんなにハッピーにありふれた生活の歌を歌っている人はいないんじゃないだろか。楽曲的にはこれまた映画やドラマで耳にしたことがあるので、昔の大衆音楽だなといった感じ。でも、ジャジーでお洒落な感じの楽曲もあったり、各々のソロがカッコよかったりと、「スーダラ節」のイメージしかなかったので、失礼ながら「ちゃんとしたバンドだったんだ!」と驚きました。


いやホントカッコイイ!ちょけてよし!演奏ってよし!とかずるいなァ。

エンターテイナーとしてめっちゃ憧れる!

以上、感想終わり!




読んでくださってありがとうございます。サポートしていただいたものは、読みたい本がいっぱいあるので、基本的に書籍代に当てたいと思っております!