2020年春の選抜出場校予想

こんにちは、むかいです。

ここのところ忙しく、久しぶりの投稿です。近畿大会や東海大会のゲームレポートを書きたかったのですが、賞味期限切れのような気がします。ということで、今月24日に決定する今春の選抜出場校を勝手に予想していきたいと思います。(敬称略、◎=当確、〇=有力、△=次点)

北海道(1枠)

◎白樺学園

△札幌日大

秋季道大会優勝の白樺学園が当確。準優勝は札幌日大だが、北海道は1枠なので厳しそう。準決勝の2試合はどちらもコールドゲームとなっているので、この2校に絞られる。

東北(2枠)

◎仙台育英

〇鶴岡東

△盛岡大付属、仙台城南

秋季東北大会を制し、神宮大会でも層の厚さを見せた仙台育英は当確。東北大会決勝でその仙台育英に終盤までリードを保っていた鶴岡東が順当に2枠目として選出されそうだ。準決勝2試合がいずれもコールドゲームだったこともあり、ベスト4入りの盛岡大付属と仙台城南は厳しいか。

関東(6枠)

◎健大高崎、山梨学院、東海大相模、桐生第一、国士舘

〇花咲徳栄

△西武台、習志野、桐光学園、帝京

秋季関東大会ベスト4入りの4校と東京大会優勝の国士舘は当確。残り1枠を関東大会準々決勝敗退組と都大会準優勝の帝京が争う構図となる。敗れた試合の内容を見てみると、花咲徳栄が山梨学院に1-2、西武台が健大高崎に2-3Xと接戦となっており、他3校と比較すると優勢だ。スローカーブを操る左腕・増田を擁し、神宮大会準優勝の健大高崎と互角に渡り合った西武台を推す声もあるが、ここは花咲徳栄の選出を予想したい。埼玉大会決勝で両校は対戦しているが、8-3と花咲徳栄が得意の打撃で快勝している。選抜の選考では県大会の内容も十分に考慮されるので、最後の1枠は花咲徳栄が一歩リードと言える。

北信越(2枠)

◎星稜

〇日本航空石川

△佐久長聖、北越

圧倒的な強さで秋季北信越大会を制した星稜は当確。決勝は19-1とワンサイドゲームとなったが、準優勝の日本航空石川も有力だ。準決勝が2試合とも一方的な展開となったので、ベスト4の佐久長聖と北越は厳しいか。

東海(2枠+神宮枠)

◎中京大中京、県岐阜商

〇加藤学園

△藤枝明誠

中京大中京が神宮大会で優勝したため、1枠増えて3校が出場できる。秋季東海大会準優勝の県岐阜商までは当確だろう。残り1枠をベスト4入りの加藤学園と藤枝明誠が争う。静岡大会決勝では5☓ー4で藤枝明誠が接戦を制したが、東海大会準決勝で藤枝明誠はコールド負け。対する加藤学園は3-4☓と惜敗。また加藤学園の東海大会でのプレーは非常にキビキビとしており、「高野連受け」も良さそうだ。この点を考量した結果、加藤学園が一歩リードとみる。

近畿(6枠)

◎天理、大阪桐蔭、智弁学園、履正社

〇明石商、智弁和歌山

△京都翔英、奈良大付属

秋季近畿大会優勝の天理をはじめ、ベスト4入りの4校は当確。残り2枠を準々決勝敗退組で争う。同じ奈良県の天理、智弁学園が当確なので奈良大付属は「地域性」という観点でやや不利か。準々決勝の試合内容を見ると、明石商はロースコアの接戦となっており一歩リード。また投手力や守備力が重視される選抜の選考においては、好投手・中森を擁していることも優位に働くだろう。これらのことから、智弁和歌山と京都翔英が最後の1枠を争う構図となる。ともに県大会は危なげなく1位通過したが、近畿大会で京都翔英はコールド負けしてしまった。一方で智弁和歌山は内容は悪かったが、コールドは回避したので若干優位に立つ。ただし、先に行われる21世紀枠の選考によっては「地域性」という点で逆転することも十分に考えられる。(後述)

中四国(5枠)

◎倉敷商、鳥取城北、明徳義塾、尽誠学園

〇広島新庄

△創志学園、岡豊、高知中央

秋季中国、四国大会それぞれの決勝進出校は当確。残り1枠はそれぞれベスト4入りの4校からの選出となるだろう。準決勝で広島新庄以外の3校はコールド負けしてしまったので、去年と同じく5校目は広島県に、となることが濃厚だ。

九州(4枠)

◎明豊、大分商

〇鹿児島城西、創成館

△宮崎日大、沖縄尚学

秋季九州大会決勝進出の大分勢2校は当確。残り2枠だが、準決勝は2試合とも引き締まった好ゲームだったのでベスト4入りの鹿児島城西と創成館が順当に選出されそうだ。宮崎日大や沖縄尚学は準々決勝で惜敗したが、今回は厳しいか。

21世紀枠(3枠)

〇磐城、平田、伊香

△帯広農業、宇都宮、敦賀、近大高専、城東、本部

※毎日新聞からの一部引用あり

かなり難しい選考なので、1校ずつ説明する。

・帯広農業(北海道)

早朝や放課後に農業実習があり、全員が集まれる練習は土日のみという条件の下で創意工夫した練習を行い、秋季北海道大会でベスト4入り。NHKの朝ドラ「なつぞら」の効果もプラスに働きそう。一方でネックなのは同じ十勝地区の白樺学園が一般枠での選出が確実であることだ。

・磐城(福島)

昨年の台風被害で避難せざるをえない部員もいたなか、秋季東北大会でベスト8入りの活躍。文武両道の伝統校ながら、ここ5年間で東北大会に春秋合わせて4回出場するなど近年の戦績も良好だ。特に大きなマイナスポイントが見当たらないため、選出が有力だ。

・宇都宮(栃木)

県内屈指の進学校で、部員も19人と少ない。昨年の台風被害の際にはボランティアに参加し、地域にも貢献した。ただ、県ベスト8という戦績が他行と比較したときに見劣りしてしまう。

・敦賀(福井)

練習場にバックネットがないという制約がありながら、創意工夫した練習で県準優勝、北信越大会ベスト8入りを果たした。練習試合は全員出場など勝利至上主義からの脱却を図る。しかし、福井県からは過去に21世紀枠での出場がなく、一昨年・昨年と好投手を擁して出場が有力視された金津が落選している。おそらく原因はセンバツ選考会当日に行われる選考委員へのプレゼンにあると思われる。このプレゼンは重要な選考資料であるため、抜かりなく行ってもらいたい。

・近大高専(三重)

高専として初の甲子園出場を目指し、県大会では優勝しており、近年の戦績も問題ない。ただ、名前の通り私立校であり、大阪や京都などから選手を集めていることが選考委員にどう受け止められるかという問題がある。

・伊香(滋賀)

豪雪地帯にあり、冬は部員が除雪作業を行って地域に貢献する。プロ注目の好投手・隼瀬を擁し、県大会で強豪の滋賀学園に完封勝利し、優勝した近江にもあと一歩のところまで迫った。近畿大会の出場を逃したことはマイナスポイントだが、試合内容は問題ないだろう。京滋地区からの選考ということで、伊香の選出の可否が先述した近畿代表の最後の1枠に影響を与えそうだ。

・平田(島根)

大胆な守備シフトなどの工夫で中国大会ベスト8入り。地元の園児を対象に野球教室を開催するなど、高野連が提唱する「高校野球200年計画」に貢献している。昨年に続いて最終選考に残っており、特に大きなマイナスポイントはなさそうだ。

・城東(徳島)

文武両道の伝統校で、部員が校長に直談判して野球部が創部された歴史がある。県大会を3位通過し、四国大会ベスト8入り。これだけ見ると有力っぽいが、昨年出場した富岡西が非常に似た経緯を持っており、その点が不利に働いてしまいそう。

・本部(沖縄)

町唯一の高校で、2011年には統廃合が検討されていた。部員18人と少数ながら、県大会でベスト8入り。ただ、この戦績が他校と比較したときに見劣りしてしまうのがネックか。


予想はあくまでも予想です()

#高校野球

#センバツ


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