第93回選抜高校野球大会初戦の見どころ

こんにちは。むかいです。

コロナ禍でほとんど野球を観に行けていないのと、学校が忙しかったのもあり、1年以上間が空いてしまいました・・・。

それはさておき、2年ぶりのセンバツがもうすぐ始まりますね!今回の記事では、センバツ初戦の見どころをまとめていきます。

大会1日目

※左側が1塁側のチーム

第1試合:神戸国際大附ー北海

両エースの投球に注目。神戸国際大附の阪上翔也は最速145キロ右腕。四死球も少ないうえに、昨秋は41回1/3で57奪三振の好投を見せた。秋の近畿大会で痛めた肘の回復状況が気になるが、試合を作れる好投手だ。対する北海の左腕・木村大成も奪三振能力が高い。スリークォーター気味のフォームから放たれるスライダーにキレがある。開幕試合特有の立ち上がりのバタつきにも注意したい。

第2試合:明徳義塾ー仙台育英

甲子園常連校同士の対決。明徳義塾は長身左腕・代木大和を中心とした守り勝つ野球が健在。経験豊富な好守のショート・米崎薫暉らが守りで盛り立てる。仙台育英は「日本一1000日計画」(by須江監督)の最終年を迎える。147キロ右腕・伊藤樹をはじめ、投手陣は層が厚い。昨秋は野手陣の入れ替わりが多かったが、木村航大吉野蓮など1年夏から甲子園を経験している選手が多い。

第3試合:健大高崎ー下関国際

健大高崎は4番・小澤周平をはじめ、長打力のある打者が揃う。もはや伝統の複数投手制で投手陣の厚さも申し分ないが、守備・走塁の粗さから出るミスをどこまで減らせるか。対する下関国際はベンチ入りメンバーの多くが新2年生の若いチーム。下級生ながら主将を務める賀谷勇斗ら機動力のある選手が多い。

大会2日目

第1試合:宮崎商ー天理

52年ぶりの出場となる宮崎商は打撃力が高い。主将で3番ショートとチームの顔である中村碧人をはじめ、上位打線の振りが鋭い。選抜初勝利を手にして古豪復活としたいところだ。近畿6枠目で滑り込んだ天理は、エース・達孝太の投球がカギを握る。昨秋の近畿大会で多投していたツーシームの完成度が気になる。また、筆者の推しである瀬千晧の打撃にも注目。

第2試合:三島南ー鳥取城北

ICTの導入などが評価され21世紀枠での出場を掴んだ三島南。サイドスローのエース・植松麟之介は球速こそないが、緩急を活かした投球が持ち味。チーム全体として失策がやや多いのが気になるので、ミスからの自滅は防ぎたい。鳥取城北のキーマンは畑中未来翔。昨夏の甲子園交流試合でも活躍した左の好打者で、今年は主将も務める。

第3試合:東海大相模ー東海大甲府

東海大学の付属校対決。東海大相模は昨年ほどの破壊力はないが、総合力が高い。1年夏から甲子園での登板経験がある石田隼都、俊足好守のショート・大塚瑠晏らがチームを引っ張る。東海大甲府は堅い守備が持ち味。こちらも守備の中心は、守備範囲の広いショート・中澤空芽。昨秋の関東大会では打撃の調子がイマイチだったが、センバツでの活躍に期待したい。

大会3日目

第1試合:具志川商ー八戸西

21世紀枠同士の対戦。両エースの投球が勝敗を分けそう。具志川商の新川俊介は最速144キロのストレートで押していくスタイル。エースナンバーを付けたのは昨秋の九州大会からだが、強豪校と互角に渡り合った。対する八戸西のエース・福島蓮は190㎝近い長身から放つ角度のあるボールが特徴的。ストレートと縦のスライダー(?)で三振の山を築きたい。

第2試合:福岡大大濠ー大崎

昨秋九州大会の決勝カードが再現。福岡大大濠は奪三振能力の高い左腕・毛利海大、トルネード右腕・馬場拓海を中心に投手力が高い。一方で、昨秋の九州大会では打線が振るわず、ロースコアの試合が続いた。大崎は島の公立校ながら、実力のある選手が揃う。長打力も兼ね備える捕手・調祐李を中心にディフェンスが固く、接戦が予想される。

第3試合:明豊ー東播磨

明豊は今大会も投手陣が充実。個人的に注目の財原光優はパワー型サイド右腕。四死球はやや多いが、最速は140キロを超える。21世紀枠の東播磨は、2011年センバツで加古川北をベスト8に導いた福村監督が指揮を執る。小柄な選手が多いが、機動力を活かした戦術で昨秋の近畿大会でも接戦を演じた。安定感のあるエース・鈴木悠仁の出来がカギを握る。

大会4日目

第1試合:市和歌山ー県岐阜商

市和歌山は今大会注目の152キロ右腕・小園健太を擁する。高速で曲がる変化球も使いこなし、クレバーな投球が光る。小園をリードする松川虎生は強肩強打の捕手で、攻守両面でチームを引っ張る。県岐阜商は昨夏の甲子園交流試合を経験したメンバーが多く残る。同じく強肩強打の捕手・高木翔斗が巧みなリードで豊富な投手陣をリードする。

第2試合:智辯学園ー大阪桐蔭

昨秋の近畿大会決勝カードが再現。智辯学園は前川右京山下陽輔を中心に打線に厚みがある。1年夏から甲子園を経験している西村王雅小畠一心の左右2枚看板で投手力も充実している。昨秋のリベンジに燃える大阪桐蔭は松浦慶人関戸康介両投手のスケールの大きさが際立つ。打線も4番・池田陵真を中心に切れ目がない。ハイレベルな試合を期待したい。

第3試合:広島新庄ー上田西

広島新庄は本格派右腕・花田侑樹、「杉内2世」こと秋山恭平のWエースを擁する。この投手陣に堅い守備が加わり、接戦続きだった昨秋の中国大会を制した。センバツは初出場となる上田西だが、投手陣に不安が残る。広角に長打を飛ばすリードオフマン・笹原操希を中心に、打線が早めに援護したい。

大会5日目

第1試合:東海大菅生ー聖カタリナ学園

東海大菅生は昨秋の都大会本戦で6試合53得点。DeNA小池コーチの長男・小池祐吏らを中心に打線に切れ目がない。U-15で日本代表だった捕手・福原聖矢を中心に守りも安定しており、上位進出を狙える戦力だ。初出場の聖カタリナ学園は「打ち勝つ野球」を掲げるが、エース・櫻井頼之介の投球に注目したい。小柄だが、最速145キロのストレートとキレのあるスライダーを操る好投手だ。

第2試合:柴田ー京都国際

初出場同士の対戦。柴田は秋季大会をほぼ1人で投げぬいた谷木亮太が大黒柱。球速こそないが、緩い変化球を織り交ぜた投球で打たせて取る投球が持ち味。センターラインの守備力は安定しているので、守備から良いリズムを作りたい。京都国際の中心は森下瑠大平野順大の新2年生コンビ。秋季大会では2人でマウンドを守り抜き、ともに打率4割超えと大車輪の活躍だった。

第3試合:常総学院ー敦賀気比

常総学院はノビのある速球が武器の秋本璃空、スリークォーターの大川慈英の2枚看板を擁する。ともに最速は140キロ後半をマークし、球威で押すタイプの投手だ。野手は走塁面で課題はあるが、大型ショート・三輪拓未を中心に打撃力は高い。対する敦賀気比は、1年夏から甲子園を経験している好打者・大島正樹がチームをけん引する。個人的注目選手の上加世田頼希(うえかせだ・らいき)の登板があるか気になる。

大会6日目

第1試合:中京大中京ー専大松戸

2年連続で秋季東海大会を制した中京大中京は、今大会注目の151キロ右腕・畔柳亨丞を擁する。秋季大会では腰を痛めていたにも関わらず圧巻の投球。変化球の精度が高くなれば、ドラフト1位指名も十分あり得る。専大松戸は4番・吉岡道泰に注目。バットコントロールが上手く、脚力も兼ね備えている。(チーム全体として追い込まれてからのバスター打法は謎ですが・・・)


久しぶりに書いたので疲れました。

ちなみに、大会5日目を観に行く予定です。

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