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ビジネス系発信者は「経営者のポジショントーク」になりがち

こんにちは、とび少納言です。
今日は、ビジネス系の発信者は大抵経営者なので、言うことが経営者の立場からの発言になるよねという話をします。

多くのビジネスパーソンに支持されていて、発信内容もビジネス系のことが多い発信者の方は多くいます。
超有名なところでいうと、ホリエモンこと堀江貴文さん、キングコングの西野さんなどです。他にも、ビジネスのことや政治のことなどについて発信している人は多くいます。

彼らの発言は、すごく勉強になって、僕自身も参考にすることは多いです。
しかし、ひとつ注意することがあるとすれば、彼らは大抵の場合、経営者だということです。

僕を含め、彼らのフォロワーの多くは労働者です。いわゆるサラリーマンです。
僕は、経営者と労働者は全く異なる立場であるし、全く異なる戦略で生きる必要があると思っています。
歴史的に見ると、経営者と労働者は利益相反で、対立すらしています。(労働組合の存在がその証左です。)

そのため、僕たちサラリーマンがビジネス系発信者の言うことを鵜呑みにすることは危険です。彼らは、「経営者視点で素晴らしい労働者の在り方」について語っているに過ぎないことが多くあるからです。

彼らが語る労働者の在り方は、すごく優秀です。いわゆる意識高い系です。
自分の権利ばかり主張する労働者には、無能のレッテルを貼られます。
しかし、自分の義務は必要以上に果たすが、権利については強く主張しない、そんな労働者は最も経営者にとっては都合が良いのです。

もちろん、自分がどのようなキャリアを築くか、どのような働き方をするか、ということは自分で決めることです。
しかし、もしビジネス系の発信者の意見をよく目にするという人がいれば、これだけは注意しておいてほしいと思います。
「発信者が経営者の場合、その多くは経営者のポジショントークである」

とび少納言でした。

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