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友達のワークショップのお手伝いをして、たくさんの刺激をもらった話

お花の先生をしている友達がクリスマスリースのレッスンをやると言うので
参加してみたいとお願いしたら、快諾。
しかし、毎年クリスマスリースとしめ飾りを作る回はちょっとしたイベントで
今回は人数も多めで、大変だとこぼしていた。
だったら、私自身はいつでも友達に作り方を聞けるし、
「当日お手伝いに入ろうか?」
と言ったら
「できたら、お願い・・・」
と。

私自身はお花のことはまったくわからないので、当日は花材の仕分けとか
高齢の方のちょっとしたお手伝いとかそんなことに徹しようと自分に言い聞かせていた。
けれど、なんといっても結婚を機に社会から遠のいてしまって20年以上・・・。
初めましての人とお話しすることもめっきり減った上に、コロナ禍でさらに
外に出ることすら減って・・・

大丈夫か、私・・・

と、レッスンが近づいてくるにつれて不安になっていった。

友達の手前もあるので、余計なことは喋らず生徒さんたちに失礼のないように・・・

そして当日

わらわらと生徒さんたちが集まって、レッスンが始まった。

大学時代のバイト先で知り合った友達とは30年以上のお付き合い。
普段普通に話している友達が「先生」と呼ばれている姿はとても新鮮だった。

すごい、先生か・・・

ほとんどが60代後半以上の方達で、それでも年なんて全然感じさせない
若さとパワー。とても楽しそうだった。
和気藹々なムードも良くて、一番高齢の80過ぎの方が一生懸命オーナメントの
配置を考えながら作っている姿を見て、今年亡くなった祖母を思い出した。
少しだけお手伝いすると、やわらかい笑顔で
「ありがとうございます」
って言われて、胸が熱くなった。
私もこういうふうに歳を重ねていきたいと。

その隣の方は、とても作業が丁寧で思わず見惚れていたら
「もう、私センスなくて・・・。ずっと仕事してきたから、
こういうのを作ることも慣れてなくて・・・」
とご謙遜。
きっと若い頃から一生懸命働いて、今ようやく自分のために
楽しむ時間ができたのだろう。

最後にできあがったみなさんの作品の写真を撮るという業務(?)を全うして
無事レッスンは終わった。

私が撮った作品の写真は、後日写真屋さんでプリントされきれいに仕上がっていた。みなさんに喜んでもらえるといいけれど。

何十年ぶりに、いつもにない場所と時間に携わって
たくさんの刺激をいただいた。
自分のこれからの人生のあり方をもう一度考えてみるいいきっかけに
なった。

そんな機会をくれた友達にも感謝である。

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