見出し画像

ひぐらし引きこもり日記10 入浴

今日もお仕事関係は書くネタがなく(ちゃんと仕事しているのですが、傍目には大した進捗もなく変わったこともなく・・)
私のとっておきのプライベートタイムをネタにします。入浴読書!

画像1

今日のバスソルトはネロリのShow me your smile 時節柄選んでみました。
風呂蓋を畳んで少し奥が高くなるようにし、タオルを敷いて読書台
ブックカバーは以前城崎温泉で買った「お風呂で読む本」のタオルカバー
お湯は冷めたら足せるように控えめに入れる。
大事な本は湿気で傷むので文庫本などがお勧め。
今回は上橋菜穂子のデビュー作「精霊の木」を30年の時を経て読む!
(実は数日前に読了して、今日は再読です)
上橋菜穂子はハードカバーで揃えてますが、少し前に本の整理したばかりなので、今後は文庫本を買うべきだと思って、でもちゃちい、う~ん。

画像2

学生の頃に書いた小説だとは聞いていたが、その後の上橋ワールドの原点が詰まっていた。若い!瑞々しい!必死さが伝わる。
環境破壊によってあっという間に地球を住めない星にしてしまった人類が、かなたの星に移住し先住民族を虐殺するというあらすじの本を読んで、数日後に中南米美術館に行き、スペイン人によって虐殺された先住民のことを考え、伝染病によって右往左往している現在の人類に思いをめぐらすという、かなり哲学的?な昨今。
上橋菜穂子の本を読む行為は身を切るような痛みが伴うので、ワクワクドキドキの娯楽小説が好きな私としては満を持して読まなければならない。それでも読まずにはいられない作家のひとりです。よく言われる文化人類学者としての視線とは別の、人類への慈しみを感じるのですが、それは持って生まれたものかもしれないな。
この作家が児童文学者と呼ばれているのに違和感を感じます。地元の図書館にも児童コーナーに本が並んでいるのですよ!もちろん若い人には良質の本を読んでもらいたいけれど、これは大人こそが読むべき本ではないかしら。
守り人シリーズはNHKでも骨太のドラマになって人気でしたが、「狐笛のかなた」は私の好きな1冊です。本屋で何気なく手に取って作者の名前を覚えた1冊。

赤穂緞通工房ひぐらしG wrote #日記

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?