【仕事】262の法則とは?悩みの人間関係の解決のヒントかもしれない話
年末に異例の人事異動があった。
課の中で、上司の総入れ替えがあった。
私のチームの上司は、「大ベテラン」の頼れる上司から、若手の「未経験」上司に変わった。
私自身の仕事内容は全く変わらないはずなのに
大好きだった職場が、人間関係が変わっただけで、転職したのか?というくらい違った。
正直、未経験では厳しいポジションの仕事。
そこに未経験の上司。何を聞いてもわからない。異動してきた上司も可哀想なくらいの人事、仕事内容だ。
私自身は時短で平日週5勤務のワーママ。
限られた中の時間でどうにか自分の仕事をやりくりしていたから、「上司に教える」という作業が入り、いっぱいいっぱいだった。
そもそも教えられるくらいの経験も私にはまだないし、キャパオーバーというかキャパ越えだった。
これは新しい上司が嫌だとか人事異動に納得いかないという話ではない。
そもそも人事異動は「ヒトゴト」と言われるくらいヒトゴトなのは、会社員人生約15年の中で身に染みている。人事異動を決定した上層部を恨んでも何も変わらないし、人や過去は変えられないことはわかっている。
ただただ、そこで目につくのは、チームメイト。新しく来た若手男性上司(40代)よりも、年上の定年間際(50代後半)の男性部下、だ。
彼は、例えば仕事での電話はでない、会話は無視する、窓口にも行かない、簡単な業務のみ行い、後は素知らぬ顔でパソコンを見つめている。周りで困って助けを求めている上司がいるのに、どんな神経なんだろう、と理解不能だった。仕事を全くしないわけではないけど、ギリギリのラインでクビにならない程度に仕事をしているフリをして、逃げ続けてきた部族だ。そんなだから仕事もよくわからなくて、檻でプルプル震えているようにもみえる。
本当にこの1ヶ月、人間関係と業務量が増えたことにより、きつかった。もう我慢の限界なのかもしれないと、コーチングのコーチへ今の状況を相談した。その中で気づきが沢山あった。
あ、なんか聞いたことある。
働き蟻の話。
どんな組織にも働き蟻と怠ける蟻がいて、怠ける蟻を全部排除しても、また怠ける蟻が出てくるから、腐らないで頑張りましょうね、みたいな話を会社の朝礼で聞いたことがあった。
コーチングの先生に言われたこと。
ずきゅん。
そうでした、私は目の前の嫌な人にばかり注目してた。
「会社勤めは厳しい。今後も組織で働く限りは仕事をしない人は必ずいるわけで、そのずるい人がいる中で仕事を肩代わりするような仕事のやり方で、本当に続けていけるだろうか」と本気で考えていた。
今まで悶々と考えていた夢。
「起業したい」気持ち。
在宅ワークで仕事時間も仕事内容も裁量権があって成果報酬型の仕事。
それは、どこかの組織に属していては叶わないことは知っている。
新卒から長く勤めている今の会社は「安定」している。「福利厚生」もホワイト企業。子育てしながら働くにはもってこいだ。今までは人間関係も良好だったから、「起業したいな」という気持ちよりも、「コンフォートゾーン(安心領域)から出るのが怖い」が勝っていた。人間関係で悩む今、チャンスなのかもしれない。本当に自分の気持ちに正直に。どう働いていきたいのか考えるタイミングなのかもしれない。組織に属している以上、262の法則は今後も必ずある。その中でいかに「やらない2」を気にしないでいられるのか、そこまでして組織人でいる必要はあるか。
それでも大きな組織に属していると良いこともある。本当に人の入れ替わりが激しい。色んな人に出会えるのだ。
「あの人みたいに、どんな仕事も嫌な顔せずに簡単にこなせるくらいの経験と実力を身につけたい。部下が仕事を楽しめる環境作りもできるスーパー上司。仕事と私生活のメリハリをつけたい」と思えるくらい尊敬できる素敵な上司とも出会えた。転勤や異動が頻繁にある会社で、色んな人に出会えるから、面白い。これは個人事業主になると味わえないかもしれない。
仕事と時間の裁量権がある個人事業主としてまず起業するか
もしくは
このままぬるま湯に浸かりながら長時間労働の安定企業の社員のままいるのか
262の法則を考えながら、人間関係に悩んだことによって、自分の未来を考えるきっかけになっています。いやな2を気にせずスルーして、「ずるい」とか思わないで、良い人の2に注目することができれば組織人としても生きていける気がする。
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