見出し画像

2020.11.7 答えを探す楽しさ


慣れてきたはずのアジングにもまだまだ新発見があるものだな、ということがあったので久しぶりにここで報告です。

「じゃ、3時半で!」

師匠から告げられた集合時間は3時半。場所はいつもの朝マズメでお世話になる港ではなく、僕んちから最も近い港。実はここでは朝マズメでは良い思いをしたことなく、夕マズメにサビキさん達に混ざって楽しむ、ということが多いのです。

ところが師匠が聞きつけた情報によると日の出よりも早い時間にアジが釣れるらしいとのことで場所も僕が夕マズメに入る波戸とは対岸の波戸です。

ということで慣れたはずの港だけども、時間も初めてだし、場所もほとんど初見に近い場所での挑戦です。

ワームカラーの選択〜目立たせないという惹きつけかた〜

とりあえず初見に近い場所なので活性の高いアジがいると仮定して大きくて波動の強そうなワームを選択。選んだのはクリアブルーさんのアジボーン・ホワイトラッシュです。これを使って巻きの釣り(横の動き)、チョンチョンと大きく動かしてフォールさせてみます(縦の動き)。ところがまったくアジに触れる感じがしません。これをレンジを変えながらしてみるのですが、やっぱり無反応。そこでワームを大人しいものに変えてみることにします。ここで選ぶのはクリアブルーさんのsexyB・マズメオレンジグロー。そして同じように横・縦の動きを繰り返してみますが、やっぱり無反応。同じsexyBのアミに変えても同じように無反応。もしかしてアジが入ってきてないのかも、という不安に駆られますが、ここでふと思い出します。

ここってもしかして水が澄んでるのかも?( ゚∀ ゚)ハッ!

そう思って迷惑のかからないところにライトを照らしてみると底までばっちり見えます(^_^;)

そうなるとワームカラー戦略は大きく変わってきます。いつものホームグランドでは使わない目立たないものを選びます。ここで選ぶのはsexyBのブルピン。このワームはクリアーベースに青とピンクが散りばめられています。そしてもう一つ特筆すべきはノングロー。

これで仕切り直しです。

ノーアクションというアクション

僕はアジングにおいての一番大事なモノはアジにいかに口を使ってもらえるか。すなわち、それがエサであれ、威嚇のためであれなんらかの形でアジがやってきて口に針が掛かってくれることが大事と考えています。このため、ジグヘッド重量とワームのカラーが決まればあとはアジの気分に合わせたお好みの動きを提供することになります。

上に書いたワームタイプと色の選択とこのアジのお好みアクション探しは同時並行で行っていました。カラーをブルピンに変えてからふと思いついて、ロッドを真横にサビいてみます。その時です。それまでの縦のフォールや巻き+チョンチョンの釣りからの誘いではまったく反応がなかった当たりを初めて捉えることができました。

?、なんで?、たまたま?(・Д・?)

と当たりが出たことにときめきながらもなぜ当たりが出たのかがわかりません。真横にサビいて当たったということは横の動きに好反応ということまでは想像つきます。これまで僕はゆっくりとリールを巻きながら、チョンチョンと誘いを入れてみたり、必殺技のテンション抜きなどを中心に攻めてました。絵にするとこんな感じ。

画像1

先に結論から書きますと、今回はアクションを入れず、ずっとただ巻きが正解でした。

絵にするとこんな感じ(絵にする必要はありませんが)

画像2

なぜこれが正解だったのかとちょっと考えてみます。

僕と同行していた師匠、そしてよく釣っていたお兄さんの立ち位置を上から見るとこんな感じでした。

画像3

お兄さんをしっかりと観察していたわけではないですが、隣で釣っていた師匠曰くお兄さんは手前で釣れていたようです。そして僕は、というとわりと遠目の距離、着水点から1/3ほど巻いたところでした。フォールの釣りに固執していた師匠がほぼ坊主でしたのでやや信憑性が曖昧になってしまうのですが、おそらくアジの動きはこんな感じだったのではないかと考えます。

画像4

入ってくる、もしくは回遊するアジ達は通り過ぎる際に目の前に浮かんでるエサを啄む形になっていたのだと考えます。したがって通り抜けようとするアジに対してアクションをつけずに出来る限りそのレンジに合わせて、すーっと漂わせておくのが良策だったようです。

そう考えてみるとすーっと巻く際にいつもなら感じるアジの“チェイス感”がなく、いきなりコツンと食いつかれた感じだったのも納得できます。

まとめ

いつもであればアジが好むカラーは何か、ということで悩む際にグローを強くしたり、黒などのいわゆるマット系のシルエットが強く出るものを選ぶことが多く、またそれで結果も出せてきました。

アクションに関してもいかにアジを魅了するアクションを選べるか、ということを色々と楽しみながら探してきました。

ところが今回のように色味を目立たせることなく、そしてアクションもただゆっくりと巻くだけというシンプルな釣りかたも時には必要なんだなと改めて気づくこととなりました。

やっぱりアジングってこの答えを探すところが楽しいな、なんて再発見です。

もしも何かの参考になれば、もし何か得るものがあればサポート頂けたらありがたいです。新しい釣具を買わせて頂き、皆さんに紹介させてもらいます!