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Bergen Art Book Fair 2024 #1

2024年4月12日から14日にベルゲン(ノルウェー)のアートブックフェアに参加した。Hand Saw Pressさんからこのベルゲンアートブックフェアの存在を教えてもらい、自身もいつか参加したいと思っていた。いよいよその夢が叶ったということで、この記録をここにとどめたいと思った。

ブックフェア中は前日からイベントが盛りだくさんだった。中でも私が参加したのは“10x10 BOOK LAUNCHES”という10人(組)のパブリッシャーが10分新しく製作した本をお披露目するというイベントだ。メイン会場のKunsthallからも近いCity Libraryで行われた。

4月11日(木)
私はまずベルリン(日本から直接ではなく、アーティスト・イン・レジデンスで滞在中)からベルゲンまで飛行機で向かった。ノルウェーは未踏の地であり、フィヨルドを見るのを楽しみにしていた。
ベルゲン空港からとりあえずエアポートバスで市街中心を目指す。まずいきなり失敗したのが、前日にオンラインで買ったこのバスチケット。わざわざ一ヶ月チケットを選択し買ってしまっていた。ノルウェークローネを見慣れていたすぎで、ゼロの数を間違えてしまった。(一応払い戻しできないかメールで問い合わせ中。まだ返事すらない。)
何はともあれ、スムーズに街に出ることができた。そして、Googleマップに入れておいたホテルに向かい、無人チェックインを済ませ(ホテルの入り口にメールで送られてきていた個人番号を入れ、クレジットカードで支払いを済ませるとカードキーが出てくる仕組み。部屋番号は同時にメールで送られてくる。)無事、部屋へ辿りつくことができた。初めての土地は緊張するものだ。とりあえず18:00から始まる“10x10 BOOK LAUNCHES”までに、紹介する本と、英語のプレゼンのおさらいをしてみた。
City Libraryまではホテルから歩いて10分かからないくらいで到着し、まだ時間に余裕があったので、その図書館をぶらついてみた。メンバーを見ても、前情報を聞いても初めましての人しかいないので、誰も彼もが同じイベントに参加する人に見えてきた。
やがてそれっぽい人が集まっていて、「あ、あなたも今日のイベント?」みたいな話をしているようだったのですかさず近づいて、何となくついていくことにした。ふんわり英語でどこまでいけるか、本当に今更心配というか、逃げたい気持ちになった。予想よりも大きなイベント会場、スケスケの窓が恥かしさに追い討ちをかけるようだった。

Nordic Letterpress Networkから
Imi Maufeによる本の紹介
中からだと外がよく見える窓

何とかプレゼンを終えて、いや、終わらせて、逃げるように会場をあとにしようと思ったが大切なことを思い出した。
ビールを買いにVinmonopoletへ急いだ。いや、実はこのイベントの前に買っておいた。この国営アルコールショップは18:00に閉まってしまうからだ。
ホテルの向かいにあるスーパーでとりあえずチップスを買い、部屋でお疲れ様会をした。無事にベルゲンまで来れ、会場にも、ホテルにも辿りつけた。
ベルゲン1日目終了。

ベルリンから持ち込んだ食料とともに乾杯