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『みんなが先生、みんなが生徒』東郷ダンス部

今回の取材は、東郷ダンス部です。

東郷ダンス部は週に1回1時間、東郷公民館にて活動を行っています。
東郷校区内外から、低学年、高学年合わせて毎週10名ほどが参加しています。

東郷公民館にて
練習前にインタビューの時間を
作ってくれました♪

─創設されたきっかけは?

昨年2月に東郷ふるさとおこし協議会が、よりよい地域づくりのための事業プランを

『未来づくりプランコンテスト』

と題し、住民から募集したところ、東郷小学校6年生の林愛花さんの『ダンスを通して大人と子供が繋がり、楽しく集まれる場所をつくりたい』という趣旨のプランが最優秀賞を受賞。
同8月から活動を開始しました。

モットーは『みんなが先生、みんなが生徒』。
自分たちで教え合ったり、考えて話し合ったりして、子供達みんなで東郷ダンス部を作り上げてきました。

─東郷ダンス部を作った林愛花さん

『未来プランコンテストのことをお母さんから教えてもらって、私がみんなとやりたいことって何だろうって考えたときに一番最初に出てきたのが、私の好きなダンスでした。ダンスを通じてみんなと楽しめる場所を作りたいなと思って、ダンス部を提案しました。そこから大人の人の助けも借りながらですが、メンバーのみんなと色々話し合った結果、今の形になりました。』

未来プランコンテストにて東郷ダンス部の
プレゼンをする林愛花さん


続いて、ダンス部のみんなにも話を聞きました♪
緊張した様子でしたが、いっぱい質問に答えてくれました!難しい質問してごめんね💦

─ダンス部に入ったきっかけを教えてください!

『わたしは去年7月の体験会に最初参加して、そこでやってみようと思ったからです。』

最初の無料体験会のチラシ
小学2年生から6年生まで15人の
子どもたちが来てくれました

『わたしは友達がみんな入っていて、ダンス楽しそうだなと思ったからです。一度入ったら楽しくて毎週来るようになりました!』

─練習する曲はどうやって決めていますか?

『練習する曲には、1人で踊る曲、みんなで踊る曲、2人とか3人とかグループで踊る曲があります。
〇〇ちゃんとやってみたい!一人で踊ってみたい!などなど。組み合わせは自由です。グループをどう組むかは自分たちで話し合って決めています。』

『2人とか3人とかグループで踊る曲は各自で決めていて、振り付けも自分たちで考えて決めてもらっています。』

『みんなで踊る曲は基本的に私(愛花さん)が決めていて、振り付けもみんなで揃えるために振り付けを教えています。』

普段の練習風景

─本番とか練習で気を付けていることはありますか?

『まず、挨拶はちゃんとする。そして、踊っている時と休憩している時とのメリハリはちゃんとする。片づけをみんなでする。』

『あとは、東郷公民館さんを借りているので、帰るときにちゃんとありがとうございます!と言って帰りましょう、とか。そういう決まり事を話し合う時間を、ダンス部を作った最初の頃に作りました。』

─本番は緊張すると思いますけど、どういったことを気を付けていますか?

『やっぱり間違えないように!ということです』

『笑顔を忘れないように!ということです。これは本番前にいつもみんなで確認するようにしています。』

2023.11. 福井市少年自然の家にて
adoの『唱』、Honeyworksの『すきっちゅーの!』
スマホゲーム『プロジェクトセカイ』の曲など
みんなが好きな曲を披露しました。

─踊っていて一番お気に入りの曲は何ですか?

『私はアイドル(YOASOBI)が好きです!』

『アイドルはダンス部が出来た最初からみんなやってるから、完成度が明らかにほかの曲より高くて、曲がかかればみんな自然と踊れちゃう(笑)』

『小学校でダンス部に入ってない子でも踊れるくらい、アイドルは流行ってたよね〜』

『あとはadoの唱。唱は最初は決まったメンバーだけで踊る曲の予定だったんだけれど、見ているうちにみんな踊れるようになっちゃったから、もうみんなで踊ろう!ってなったんです。』

─今までダンス部で思い出に残っている出来事はありますか?

『ふれあい文化祭が一番覚えています。ダンス部が最初にステージで披露したのがふれあい文化祭だったし、人もめっちゃ多かったし、ステージも広かったし。一番緊張しました。。。』

2023年9月 ふれあい文化祭
みんな堂々と楽しそうに
踊っていました

─東郷のどういうところが好きですか?

『みんなが優しいところ』
『だがしやさんがあるところ』
『学校が楽しいところ』
『友達がいっぱいいるところ』
『イベントがあったときに、みんなで協力できるところ』
『ダンスが楽しいところ』
『虫は多いけど、自然がいっぱいあるところ』
『空気がきれいなところ』

いろんな好きなところを話してくれました♪

2024.01. 杵と臼にて

─6年生のみんなへ、これからどんなダンス部になっていって欲しいですか?

『まずはみんなが楽しめるところであって欲しくて、その''みんな''には自分たちも入るから、無理のない程度に楽しく踊ってくれたらなと思います。この一年間めっちゃ楽しかったです!』

─5年生のみんなへ、これからどんなダンス部になるといいなと思いますか?

『もっといいダンス部になって欲しいなと思います。好きなときに来れるような、そんな場所にしたいです。』

─最後に、東郷ダンス部を支える大人スタッフより

『東郷ダンス部は、活動趣旨に則って基本”出入り自由”としていて、毎週参加人数がバラバラです。そこがスポ少や部活動とは違って、他にこういう形で活動している団体もなかなかないので、大人のスタッフも子供たちもどのように活動していくか日々模索中なんです。
東郷のいろんな子が自然と集まってダンスするような公園…のようなところができたらいいなって思います。

“”好きな時に来てダンスができるとうごっこたちの居場所””

そんな場所になれるように、始まったばかりの東郷ダンス部が育っていけるといいなと思っています。』

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(筆者コラム)
まずは、好きなこと・夢中になれることを通じて成長できる環境が、素晴らしいことだなと感じました。
『自分たちで考える、話し合う』というのはなかなか難しいことです。しかし、子供たちは『挨拶をしよう。練習と息抜きのメリハリをつけよう。』といった決まり事を、自分たちで話し合って決めたということには正直驚いて、すごいなと素直に感心させられました。
東郷には未来が楽しみな子供たちがいっぱいいますね。まさしく未来プランコンテスト最優秀賞にふさわしい活動だなと思います。
東郷ダンス部が色んなとうごうっこの居場所になると良いですね。
これからもいっぱいダンスを楽しんでほしいです。取材受けてくれてありがとうございました♪


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