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セレクトショップで

ワードローブを制服化して久しい。

色々な買い物をしても、結局いつも手に取る組み合わせは決まってる。

自分なりの、ちょうどいい服。
いつの間にかほとんどがユニクロ。

ありがち?

大体いつも同じような服を着ている。

だって本当に使い勝手が良いんだもの。
必要充分ってこういうことよね、と思う。

サラサラ素材のトップス
仕事にはブラウスを休日にはカットソーを
それにストレッチの効いたボトムス
仕事にはキレイ目パンツ
休日はデニムやスカート
キレイめなスニーカー
軽くて無地の黒リュックかお財布ポーチ

過不足なく生活に寄り添ってくれる。

ここ数年の異常気象や、災害の頻度を考えたら私にはこの機能性がベスト!

…なんだけど。


仕事帰り、久々に大きな駅に立ち寄る機会があった。
大好きな、憧れのセレクトショップの間を抜けながら奥へ進む。

今の私にはご縁が無いもの、と思いながら。

でも
なんだか気分が上がる

ふわっとどことなく漂う良い香り
落ち着いたインテリア
そっとあしらわれたアクセサリーや小物たち
バッグもシューズも
きちんと選ばれてそこにある

その空間まるごとが輝いてるみたい

ああ、やっぱり素敵!!
心の奥をグッとつかまれる


機能美の普段着とはまた違う。
セレクトショップには「ときめき」が詰まっている。

生活着はこれからもますます必要。
ユニクロなしでは生きていけないなんて
決して大袈裟じゃない。
それらは私のどんな毎日も快適に支えてくれるから。


でも子育てにも一息ついた今、もう少し自分の憧れや好きを身につけてみるのも良いのかなと思いはじめた。

それは小さなリングでも
ふとした時に香るフレグランスでも
マニキュアだって良い

いつもよりちょっとだけ「機能的」じゃない
小さなときめきを纏ってみたい。

キレイになる
とか
おしゃれになる
とかではなく

自分のときめきと共に過ごすための
楽しみのセレクト。


用事を済ませての帰り道、後ろ髪を引かれる思いでショップを通り過ぎた。

今度はときめきを見つけに、きっと来よう。


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