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共働きカップルの危機はどう訪れるのか「あらかじめ話し合う」ためのケーススタディ

共働きカップル、あるいはデュアルキャリア・カップルは、30-40代で第一の危機を迎えるということを、以前の #積読かわりに読んだよ  レビューで書きました

この本の話です↑

その感想を話していたときに『まだ子どもがいない、けれど子どもがほしい人にとって、「子どもで揉める」ってどういう状況か想像しづらい』というお話を伺いました。そして、子どもが生まれる前に、ふたりで話し合いをしておきたい、とも。

そこで、私の実体験と周りの子育て世代の話をもとに、「こういうことが起きたとき、ふたりでどう乗り越える?」と話し合うためのケーススタディを用意しました。リアリティ溢れる(というか、実際に体験談にもとづいた)ケースをカップルでご覧いただいて、話し合いの材料にしていただければ幸いです。

ケース01:不妊治療でキャリアが中断しそう

あなたは子どもがほしいと思っています。しかし、結婚して2年たっても子どもができませんでした。そこで、医師に相談したところ、不妊治療がスタート。ところが、不妊治療は「明日休んで」といきなり指示を出されることが多く、度々休むことで業務に支障がでてしまいました。

妻は上司に打ち明けることも考えていますが、そうすると重要な仕事から外されてしまい、出世コースに戻れない可能性があります。二人は、どう乗り越えますか。

追加情報:不妊治療は心理的負担もさることながら、会社を何度も休まねばならない、しかもそれが突発的に起きるという苦痛が伴います。休む理由を会社へ話さなければ怠惰だと誤解されますし、話せば上記のリスクがともないます。
夫婦の1/3は子どもができず悩んでおり、不妊治療を20代ではじめた方の割合は35%にのぼります。これは、誰にでも起きる悩みです。

ケース02:家族が体調不良で全滅したとき

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