樋谷良平

理学療法士、FP協会認定ファイナンシャルプランナー AFP 訪問看護ステーション理学…

樋谷良平

理学療法士、FP協会認定ファイナンシャルプランナー AFP 訪問看護ステーション理学療法士(課長) 「お金のリハビリ」という内容で子供から高齢者まで全国で講義を行なっています。https://twitter.com/pt_toitani

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理学療法士による「お金のリハビリ」 実践編①〜健全な資産形成〜

これまで色々な方の資産形成の相談やセミナーの講師をやってきました。 僕の強みである、理学療法士とFP両方の知識を合わせて考えた結果は、 近道や楽して儲ける事は出来ないという事です✋ しかし、何もしなければ何も変わらないのも事実です。 人間は、お金の前ではとても不合理な判断を繰り返すので、その特性を知り対処する事でお金に強く、騙されなくなります😁👌 金融機関にカモにされない様に、またお金はただの道具なので振り回されない様になるため、今回は実践編をnoteに記述していき

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    • 理学療法士による「お金のリハビリ」💴 ・外貨の投資は仕組みが理解出来ないのなら買うな‼️

      投資の失敗は、話術でごまかすという営業方針の下では特約付き外貨預金やEB債などは高度な技術を駆使しているというイメージを与えやすい一方で、客には仕組みが分かりにくく損失を先送りしやすいなどの側面があるので売る側にとっては大変優れた商品です✋ 失敗をごまかしやすく、次の金融商品を売るチャンスも得られます。 だから、もし失敗して客が損をするときも、どうせなら大損してくれた方が客が円に戻して損失を確定させる気をなくすでしょうから、そのまま別の外貨運用に引きずり込みやすくもなりま

      • 理学療法士による「お金のリハビリ」💴 ・ネットを活用する際の必要不可欠な認識

        重要なことは、ネットのパーソナライズにより情報が偏っていると言う事実を知っておくことです。 自分のスマホやPCに表示されたニュースなど、ネットで「受動的に」知る世界は、誰かが取捨選択して送り込んだ可能性があることを理解すること。 これはネットを活用する際に当然知っておくべき必要不可欠な認識です。

        • 理学療法士による「お金のリハビリ」💴 ・平均への回帰

          平均への回帰により、危険を冒すことと予測を行うことに関する、全ての形態が動機づけられています✋ それが、 ・上がるものは必ず下がる ・一族の繁栄も三代まで という格言の根底にあるものです。 j.pモルガンが、「市場に変動はつきものだ」と述べたのは、まさにこの事を意味しています。 また、いわゆる逆張りの投資家が敬意を払う信条にもなっているわけです。 ある銘柄が「過大評価」あるいは「過小評価」されていると彼らが言う場合、不安や貪欲さによって大衆がその株価を確実に戻るはず

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        理学療法士による「お金のリハビリ」 実践編①〜健全な資…

        • 理学療法士による「お金のリハビリ」💴 ・外貨の投資は仕組みが理解出来ないのなら買うな‼️

        • 理学療法士による「お金のリハビリ」💴 ・ネットを活用する際の必要不可欠な認識

        • 理学療法士による「お金のリハビリ」💴 ・平均への回帰

          理学療法士による「お金のリハビリ」💴 ・なぜ外貨運用商品が多いのか?

          外貨運用商品は、本当に多彩です✋ 日本の金利がとても低いので、金融機関側もぱっと見て目立つ様な金利の商品を開発しようとすると、どうしても外貨運用の活用に頼ってしまうんです。 これからも常に、どんどん新しいタイプの外貨運用商品が出てくると思います。

          理学療法士による「お金のリハビリ」💴 ・なぜ外貨運用商品が多いのか?

          理学療法士による「お金のリハビリ」💴 ・お金よりも時間

          医師であるピーター・アッティアは講演で、 「この中でウォーレン・バフェットと自分の人生を今すぐに交換しても良いという人はいないはずです。例え、それによって彼の全財産が手に入るとしても。バフェットも、全財産を失うことと引き換えに20歳に戻るかと尋ねたら、是非そうしたいと言うでしょう」 と言っています。 バフェットになれたら、全ての地位が手に入るかもしれません。 でも、あなたはもう90歳前後になることになります。 あなたはこの取引をしますか?? この事を考えたとき、お金よ

          理学療法士による「お金のリハビリ」💴 ・お金よりも時間

          理学療法士による「お金のリハビリ」💴 ・ネットでの情報収集をする際に気をつける事

          ネットでの情報収集を行う際、自分に都合の良い情報だけを参考にする「確証バイアス」に影響され、偏った判断をしてしまう可能性があります。 ネットを活用して情報を収集した場合に、自分の認知バイアスに注意していたとしても、狭い範囲の情報で判断してしまうんです💦   ネットにおける「パーソナライズ」の影響で、多くの人が情報収集に用いる大手webサイトには読者がみたいと思う情報を優先して表示する仕組みがあります✋ これはサイト側が視聴時間を増やすために取る方策です。 これによって

          理学療法士による「お金のリハビリ」💴 ・ネットでの情報収集をする際に気をつける事

          理学療法士による「お金のリハビリ」💴 ・リスクの感じ方が違うのは良いこと

          リスクに対する感じ方が人によって異なるのは、実は良い事なんです✋ もし、誰もが全てのリスクに対して全く同じような評価を下せば多くのリスクを伴う好機というものは見送られます。  冒険好きの人々は、大きな利益を得る小さな確率に大きい効用を感じ、損失を伴うより大きな確率にはあまり効用を感じません。  元本を維持することに大きな目標を置く人々は、利益を得る確率にはさほど大きな効用を感じませんしね。 人によって、リスクへの感じ方が違うのは実に喜ばしいんです👌

          理学療法士による「お金のリハビリ」💴 ・リスクの感じ方が違うのは良いこと

          理学療法士による「お金のリハビリ」💴 ・投資に興味があるあなたに言いたい事

          投資をして成功すれば、お金が増えます。 そのお金で自分や大切な人の経済的セーフティネットを作るのも、子供の学資を手堅く運用するのも、住宅ローンを完済するのも問題ありません👏 高級車を買ってもいい、あなたのお金の使い方に他人は口を挟めません。  ただ一つ知って欲しいのは、 「過度に贅沢な暮らしをしようとして、大きなリスクを背負うのではなく、十分な暮らしが出来るお金を確実に得る」方が安定します。

          理学療法士による「お金のリハビリ」💴 ・投資に興味があるあなたに言いたい事

          理学療法士による「お金のリハビリ」💴 ・価格で価値は測れない

          「数学者がリスク計測の研究を始めて以来、次のような説が一般的に認められてきました。それは期待値は可能な利益とそれが起こりうる回数を掛け合わせ、それが起こりうる回数の合計で割ることによって算出される」 ダニエル・ベルヌーイは、この仮定は実生活で人間がどのように意思決定するかという記述としては欠陥があると主張しています。 なぜなら、この仮定は事実にのみ着目して予測不可能な未来に向かって意思決定をする人間にとって起こりうる結果がどれくらい重要なのかを無視しているからです✋ 価

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          理学療法士による「お金のリハビリ」💴 ・外貨で資産を運用した方がリスクが減る人

          海外に頻繁に出かける場合や、子供が将来海外留学を希望している場合の人は金融資産に占める外貨運用の比率を高める事でリスクが減る事があります。 ですが、個人差がかなり大きいです✋ しかし、国内での生活だけを前提にしながら「3割くらいは外貨で運用した方が生活リスクは下がる」というアドバイザー達の説明は無理があります。

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          理学療法士による「お金のリハビリ」💴 ・なぜネットでは買いすぎるのか?

          ネットを使用しての買い物は注意が必要になります✋ 一つ目の注意点は、「お金を使っている感覚の欠落」です。 財布から現金を取り出して手渡すリアル決済はお金を支払ったことが実感できます。 一方、ネット決済は現金の移動がなく支払額、引き落とし額などの数字が示されるだけなので、お金を使う実感や残高が減っていく感覚もありません。    このように、支払い方でお金の価値の感じ方が変わるのは「メンタル・アカウンティング」の影響と言われています。 これはリチャード・セイラーが提唱したも

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          理学療法士による「お金のリハビリ」💴 ・投資をすると必ず直面する問題

          投資を続けていると資産を売却することが必要になる時が必ず訪れます✋ そして「いつ売るか」ほど、投資家の頭を悩ませる問題はありません。 なぜなら、売りに際して私たちは投資の世界で最も協力な2つの行動バイアスに直面するからです。 ① 「上昇期を逃すことへの恐怖」        と ②「下降期で損をすることへの恐怖」 です。 この2つは投資のあらゆる決定に疑問を生じさせる不安心理になります。

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          理学療法士による「お金のリハビリ」💴 ・円安だから外貨を買えと言うFPは偽物

          「円安が日本国内のインフレ率に与える影響は大きいから外貨を買え」とたくさんのFPがアドバイスします。 ただ正しいのは、 「円安が日本国内の消費者物価に与える影響は意外と大きくない」が正しいです✋ そもそも日本は資源が少なく石油もほぼ100%輸入に依存しています。 食料品もそのイメージが強いですが、実は日本は世界の主な国の中で最も輸入依存度が低い国なんです。 なので、日本で生活している個人は円安だから外貨運用と考えると無駄に為替リスクを負うことになります。 外貨運用は

          理学療法士による「お金のリハビリ」💴 ・円安だから外貨を買えと言うFPは偽物

          理学療法士による「お金のリハビリ」💴 ・紙幣をコピーしたらどうなる?

          紙幣は毀損しても罪にはならないことが多いですが、お金として使う目的がなかったとしても、コピーをするのは罪に当たる可能性があります。 ごっこ遊びや金融教育のためであったとしても、紙幣のコピーはNGなんです✋ 紙幣を使用する目的でコピーすると、通貨偽造罪に当たります。使用する目的がなくても紙幣のコピーをつくるだけで、通貨及証券模造取締法という法律違反になり、1カ月以上3年未満の懲役となります。   なお、多くのコピー機では、紙幣をコピーしようとした段階でアラートが鳴り、コピ

          理学療法士による「お金のリハビリ」💴 ・紙幣をコピーしたらどうなる?

          理学療法士による「お金のリハビリ」💴 ・返報性の原理

          この心理は人が他人から何らかの施しを受けた際に「お返しをしなければならない」「申し訳ない」などと考えてしまう心理作用です✋ 例えば、スーパーで試食をした後に、なんとなく買わなければいけない気がするのは返報性の原理によるものです。    この心理によって返品無料にしてもらうのが申し訳ないから買おうと考えてしまう可能性もあります。   現実の価値を忘れてしまうんです💦

          理学療法士による「お金のリハビリ」💴 ・返報性の原理