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太陽に勝てばいい

「太陽に勝てばいいんでしょ」
旅の途中で、私が友人にかけた言葉です。

旅の初日。
福岡県の糸島に行った時のことです。

砂浜にブランコや滑り台といった遊具があって、
楽しく遊べるし、インスタ映えもするので若者に大人気。

かくゆう私達も、童心に戻って
はしゃいでいました。

服を着たまま、波に打たれる地元の小学生に声をかけて写真を撮らせていただいたりもしました。

「寒くないの?」と聞くと大丈夫だと言っていました。後日彼の写真確認したら、鼻周辺が光ってた。(鼻水垂れ坊主でした。)


ところが、途中で異変に気付きました。





スマホがない。
旅の初日に、こんな砂浜で???

移動の時に使ったバス会社に電話しても、
たらい回しにされる。売店に行ってもない。
自分なりに見回っても、見つからなかった。



40分ぐらい探して、スマホは見つかりました。
拾ってくれた方、本当にありがとうございます!


思ったより時間を食ってしまい、
バスに乗り過ごしてしまいました。


予定では、この後バスで移動して
名物の鳥居と、夕日を撮るはずだったのに。


どうしても夕日を見たかった私と友人は、
徒歩で移動することにしました。

「日の入りまで残り○○分」
Googleマップを見ながら友人はつぶやきます。

49分かけていたら、日が沈んでしまう。
15分近く短縮しなきゃいけなかった

バス通りをそれ、道に入ると
目の前の山にかかる太陽が。

夕日を見るためには、
あれが沈む前に目的地につけばいい。

「太陽に勝てばいいんでしょ」

そう言って、私は走り出した。



基本小走り、時にダッシュすることで何とか間に合いました。無事太陽を追い越すことができ、夕日の写真を撮れました。


夕日が沈んだ後、
「とっても疲れたけど良い思い出になりそう」と
友人と笑いながら言い合いました。


こうしたトラブルを、一緒に楽しめる友人で本当に良かったです。



最後に皆様、
スマホはチャックのあるポケットへ入れましょう...旅先でケータイを落とすのは心臓に悪いので。




それでは、最後まで読んで頂きありがとうございました✨






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