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更年期を子供に伝える

あさイチで更年期の特集をしていました。

更年期って女性にしかないと思われがちですが、

50代半ばあたりから男性にも起きるんですよね。

男性の更年期の方が、けっこう命に関わることも。

鬱になりやすいんですよね。

そして下手したらこみっと○ーさいど。

父がそうでした。○ーさいどはしていませんが、

当時は女性の更年期も今程取り上げられることもなく、

ましてや男性の更年期なんて、その存在も認めるどころか、

男性にあるわけがないと思われていた時代でした。


父は早期退職してしまいました。

20年近く鬱でした。

途中、震災がありました。

研究職でしたので、補修工事に必要な薬剤を調べて

フリーランスで仕事に奔走していました。

それでも、フリーランスという働き方は父には難しかったのかもしれません。

仕事も性格も浮き沈みが激しかったのと、

プライドの高さが災いして、

50代後半の荒れ方は酷かったです。

今は穏やかに老人ホームのお世話になっています。


母の更年期は30代から始まったそうです。

よく話していました。

下腹が出てきたのは、子宮筋腫のせいだとか、

いろいろ日頃から吐き出していたせいか、

逆に元気に見えました。

子宮筋腫はありませんでしたが。

ただ、当時の私からしたら、だらけているようにも見えました。

今思えば本当に更年期障害だったんだと、

更年期ど真ん中になった今、母の気持が理解できるようになりました。


母の更年期は、60にさしかかったあたりから終わりが見えてきたようで、

今では70代には見えない若々しさで溌剌としています。

私より若いかもしれません。

しかし更年期は長いです。前後十年って、20年じゃないですか!


目下、私が更年期障害真っ只中。

母とは違い、ずっと働きづめの高齢出産の為、

更年期障害がまあ酷い。

ホットフラッシュかと思えば悪寒。

頭痛、吐き気、胃痛、腰痛、おまけに良性発作性頭位めまいまで発症。

その上変なママ友からの被害が数年。

ただ、子供時代から続く過敏性大腸症もあるのですが、

処方されている漢方がそっちに効くか?というくらい、

下痢を抑える効果が出ていまして、

こちらはラッキーでした。

逆に便秘気味。

まあ下痢よりはましです。


そんなわけで心療内科のお世話になっているのですが、

先生に言われました。

これまでの様々な疲れがのしかかって、

疲れのピークがずっと継続している状態だと。

肩はこわばり筋肉が凝り固まって、常に緊張状態だと。

(インストラクターはやっぱり資格があって、

誠実は人でないとね。逆効果でしたー! ー節操がないママ友より)


そして、周囲の人からのリクエストに答えようとしてきて、

自分が本当に望むことができないストレスがあるのでは?

と言われました。

そして、占い師さんかと思われるくらい、

もしかして昔は、他人と距離を上手くとって

自分でストレスを解消してきたのでは?

とも言われました。

はい、先生、大正解です。


多感な年頃も、女子の煩わしさも、上手くスルーしてきました。

嫌われようが知ったこっちゃない。

私は気の合う人とだけ楽しく過ごすんだ!

そうやって子供時代は生き抜いてきました。

もちろん辛い時期もありました。

それでも、今でも連絡取り合う素晴らしい友人達がいてくれています。

そして、当時は交流はなかったけれど、

私を知っている同級生とも時々メッセンジャーでチャットしています。

気がつけば、素敵な友人や仲間がいました。

変なママ友や、周りとの関係から無理に付き合っていた友人のことに気を取られていたので、

本来の友人、親友のことに気付いていませんでした。


更年期とはいえ、気の合う友人と連絡を取ると、

一瞬でも光が差しこみます。

同級生というのもまた気持が分かり合えるのが良いのでしょうか。

更年期あるあるを話すだけでもストレス解消になります。


あさイチのゲストに、有森裕子さんが出演されていました。

年齢を感じさせない永遠のミューズですね。

まさに美しい人。

その有森さんが、子供の教育にも人間の過程として更年期を知る

人間として共有するみたいな主旨のことをおっしゃっていました。

正確に覚えていなくてすみませんが、そんな感じだったと思います。

私はタブーをあまり意識しなかった。

それゆえに気分を害する人もいたかもしれない。

よく部活動で、

生理の前は ハレルーヤ~♪

なんて、胸が腫れて痛いとギャグのように同級生と歌ったり、

またそれに賛同してくれる友人がいたのが救われていたのかもしれませんが、

普通に女性の体にはあること、保健体育で習うこと、

男子だって知っておけ!

と、中学時分からそういう考えでしたので、

下ネタではなく人間の知識として普通に話していました。

水泳の授業で、今日生理だから見学ラッキー!

と普通に話していました。

(中学時代から大学生と付き合っている女子グループがいました。

その女子達からは、私はまだまだ子供と思われていたと思います。

でもね、そんな若い頃からそんな中途半端に性的な遊びをしているとね、

自分で自分の価値を下げていることになるの。

それ、自分が親になった時に気付くの。

それ後悔ってやつね。

実際、そういう同級生、ろくな人生歩んでないから。

そのグループには勉強できる子もいた。

でも結局地元どまり。

悪い大人になにかされたという子はごめんなさい。

自分の意思で大人ぶって粋がっている子のエピソードでして、

とりあえず自分を大切にしよう!)


そんな私なので、今はまだ小さい子供にも、

高齢出産で更年期がきてて、イライラして眠くなる

と普通に伝えています。

そして、

「将来、あなたが結婚して、奥さんが同じようになった時、優しくするんだよ。」

と付け加えて。


有森さんがおっしゃっていたように、大人になってから意識を変えるのは難しいです。

でも自然と子供時代から、そういうものだと日頃から話していると、

思春期や社会人になってから、思い出して自分の考えと照らし合わせたり、

おかんのゆーてたことこれか!

みたいに、思いやりのある人に育って欲しいと思いました。



子供の幼稚園時代の3年間(卒園後も継続中)、心的外傷だけでなく、家計のために始めたパート代、高校受験でいうと6校分の入学金くらいになる金額を、あるママ友に搾取されました。ママ友、同僚からのいじめ、ねずみ講ビジネス勧誘に悩まされている方のお役に立てられれば幸いです。