私が遭ったある女 年下の美人(3)

専門職派遣から→デザインアシスタント→電話番となったわけですが、
次第に、コピーとりや役員会議の資料のホッチキス留め等、
いただいていた時給は変わりませんでしたが、
いただくお仕事はきちんとこなしていましたが、
気がつくと、私の業務はいわゆる庶務になっていました。
そして、彼女が私の仕事をしているのかというと、
いくら国立大出の美人とはいえ、職歴が殆どないので、
新たに派遣社員を採用することとなり、急展開を迎えることになります。

彼女は派手系な美人。
そして新たに入ってきた派遣社員は、別の派遣会社で、
私の一つ年下なのに、可憐で清楚な某女優さんに似た可愛らしい方で、
6つ程年下の彼女よりも若く見える方でした。
これは、これは、タイプの違う美女。
そして、なんと、イケメン上司の下につくことに!
彼女はちやほやしてくれていた営業課長の下につくこととなりましたが、
これが、彼女には面白くなかったらしく、
私に、
「私がイケメン上司さんの下のはずなのに!!」
と、言ってきたので、
「上司はイケメンさんのままだよね?勤怠のハンコもらうのはイケメンさんだよね?」
と、軽く流しましたが、それがまた気に入らなかったようで、
なんと、彼女は私の悪口を、新しく入ってきた派遣さんに吹き込み始めました。

が、これが、彼女自身に返ってくるとは!

案の定、スタイル抜群の新しい派遣さんに、男性陣は釘付け。
そして独身!そして、謙虚!
でも気を使ってか、美人二人を飲み会に誘っていました。

それからも、電話番をする私に、先の記事にも述べたように、

「kissaさんはデブ(定年前の上司)といるからデブがうつってきたんじゃないですか?」

(私が何か電話対応したり、別の上司からお礼を言われると)
「わたしさん、”す”ごいですねぇ~」
と、はんなりといやみたらしい言い方で横槍入れたり、

「kissaさん、あ、ごみばここれも」

と、ごみを捨てて来いと言われる日々が続きました。


当時はなぜこんなしんどい状況の中、続けられたかというと、
本社勤務の女性とメールでやりとりをするようになり、
イベントの仕事も手伝ったりと、仕事面ではいろんなことも手伝うこととなり、
気がつくと、怖かった総務女子集団からの印象も良く、
他部署とのやりとりが増えた為、派遣ではありましたが、
社内での人脈が増えて、業務上ではとても楽しくさせていただいていました。


しかし、そんな仕事が充実している私を面白く思わなかったのでしょう。
私が彼女をいじめているという噂が、その部署の男性陣に広まり、
私は挨拶しても無視、明らかに目が合っても、そっぽ向かれたりするようになりました。
幸い、信頼できる同フロアの他部署課長だけは、
派手美人の彼女を信用していなかったので、気にせず頑張るよう励まされました。
が、同じ課の男性陣と女子社員の方々は通常どおりでしたが、
それ以外の同フロアの大多数を占める営業男性陣の当たりが辛くなってきました。業務上は関わりはないのですが、通りすがりに、
「影でそんなことしてるとはね~」
「人は見かけによらないな~」
「誰かさんのせいで、あぁ、かわいそ!」
と言われるので、やはり辛くなってきました。
そして、派遣会社の担当では話にならないので、
定年前の上司に相談しましたが、気がつくと涙が溢れていました。
そして、上司から、
「君は、もう働かなくていいんだよ。頑張らなくていいんだよ。」
と、言われました。
働き過ぎというのではなく、君も彼女のようになにもしないで、
時間が過ぎるのを過ごせばいいんだよ、
ということでした。
他部署の男性陣は、彼女がどんな仕事をしているのかは知りません。
が、同じチームの方々、顔だけで採用してしまった課長すらも、
彼女には仕事がないことが明白だったのです。
それでも雇った以上、クビにはできない。
彼女も高時給で気に入ってこの職場を続けている。
もう変えることはできない。

とのことでした。
ただ、変えることができるのは、
私が辞めることだけでした。

そんな中、私を無視し続けていた男性陣にキレが救世主がいたのです。

つづきます

子供の幼稚園時代の3年間(卒園後も継続中)、心的外傷だけでなく、家計のために始めたパート代、高校受験でいうと6校分の入学金くらいになる金額を、あるママ友に搾取されました。ママ友、同僚からのいじめ、ねずみ講ビジネス勧誘に悩まされている方のお役に立てられれば幸いです。