VR老人会をつくろう

インターネット老人会、本当は老人ではないけど古い人間を呼ぶのに使われているかと思う。
私もインターネット老人会に片足を突っ込んでるくらいだ。なにせ物心ついた時から機器に囲まれていたためWindowsはNT、ダイヤルアップ接続も経験している。

これが今度はVR老人会に変わるのだ。
言葉通り、高齢者が利用することになる。

効果が期待できそうなものをいくつか挙げる。
・人との交流が簡単に
・合わない人間から逃げられる
・心拍数とか測定しながら利用できるようにする
・あの人が最近居ないんだけど倒れてない?通報機能
・刺激を受けることで認知症防止

逆にデメリットを。
・歩行が減ることによる運動不足
・元エンジニアなど限られた人間しか家で気軽にできない
・メンテナンスをする人間が必要
・トラブルが起きやすく、現実とバーチャル世界の境目が曖昧になる
・ワンクリック詐欺が横行する


足が悪くなって家から出られない。でもヘルパーさんの人手不足、勤務状態の悪化、寂しい老人。
これらを解消できればと思う。

おじいちゃんおばあちゃんは話し相手がほしい。

毎日家族や友達に会えるわけではない。
公園でよく朝から集まっているのを見かけるが、元気がないと外へ出れない。
見かけている老人の数以上に、もっと老人がいるはずだ。

お年寄りだから…とみくびるなかれ、好奇心旺盛な人は何年経っても好奇心旺盛だ。
それに引っ張られて、じゃあ私も…となるかもしれない。

私の捻くれた考え方だが、
いままで働いて頼られていた人間が、急に介護される側に回る。子供扱いされる。
これはプライドずたぼろになると思う。そんな時に、若者から「こんなものがある、経験豊富なあなたに試して欲しい。助けて欲しい」なんて言われたら嬉しいかもしれない。
「君達はえらいね、頑張りたまえ」なんて若者も褒められ認められ、WinWinじゃないか。
これは今の発展途上のVRに限るが。


そしてVRの内容だが、行けなくなった場所の映像を流す。
これは定番のように思えるが、感動するのは一瞬でどうしても飽きてしまうのでないか。

片手や指だけで操作して、昔ながらの遊びを体験してもいい。
私ならひたすらガシャポンを回して水風船をぶちまけるような、イタズラ駄菓子屋さんとかを体験したい。

なにごとも参加しないとつまらない。

私が老人になる頃は、もう完成された形式のVR老人会になるだろう。
今の高齢者だと、アーリーアクセス老人会だろうか?

なんにせよ、意外と需要はあると思う。


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