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大学生×クリスマス 環境優しいプラスチックについて考える

 東海学院大学管理栄養学科の4年生です。今日は冬休み前の授業最後の日なので、クリスマスパーティ!!朝から雪がチラチラ・・・今日の夜は雪が岐阜県でも降ると天気予報でも言っていましたがとても寒い日です。

プラスチックの課題バイオプラスチックについて考える

 今日は岐阜県廃棄物対策課様とリスパック様から「環境にやさしいプラスチック」というテーマでバイオプラスチックについて、私たちの運営する規格外野菜cafeさらまんじぇ・とーかいにてお話をお伺いしました。私たちもバイオプラスチック製品をcafeで使用しているので、どのくらい環境に優しい製品なのかとても興味があります。

プラスチックの課題について岐阜県廃棄物対策課様からお話を伺っています

 2016年に開催されたダボス会議で、今後プラスチックゴミに対し何も対策を取らなければ、2050年に世界の海に暮らす魚の量より海洋プラスチックごみのほうが多くなると予測されているので、喫緊の課題だと思います。
 日本でもレジ袋が有料化された2020年頃よりプラスチックゴミ問題への意識が高まってきているそうですが、自分たち何ができるのかを考えていきたいと思いました。

バイオプラスチック容器について考えるクリスマス

 私たちは今回リスパック様のバイオプラスチック容器を利用して、その中に私たちが育てた農林水産省温室効果ガス削減「見える化」実証三ツ星をの規格外にんじんを利用したクリスマス菓子を入れることにしました。

バイオプラスチック容器の中に入れたイギリス伝統のクリスマス菓子
キャロットケーキ、ジンジャーブレッドマンとドリンクはにんじんとザクロのモクテル
みんなでおいしく環境に優しいクリスマス

参加したみんなから、たくさん質問がでました。

「プラネタリーバウンダリーでも、プラスチックが気候変動よりも大きく地球の限界を超えている中で、バイオプラスチックは大切だと思うのですが、使用後のリサイクルがまだ追いついていないように思います。従来のプラスチックと一緒にリサイクルに出すと、かえってリサイクルの阻害要因になるというデメリットもあると聞いたことがあります。R-Cycleの取組に期待しています。」
「従来のプラスチックが分解されず、海のゴミになりマイクロプラスチックになって人体に影響が出るといわれていますが、バイオマスで減らせたとしてもマイクロプラスチックがゼロにすることはできるのでしょうか。」
「レジ袋が有料化されましたが、バイオマスレジ袋は有料化の対象外と聞きました。しかし、バイオマスレジ袋を無料でつけてくれるお店は記憶にありません。これはバイオマスレジ袋の普及率が低いからでしょうか?それともコストが高くて無料では配れないからでしょうか?」
「容器の原料を生分解性プラスチックに替える際に物性や耐油性、耐酸性等で問題になることはないのでしょうか?」
「バイオプラスチックなどについて、海外ではどのくらい進んでいるのでしょうか。先進的な事例があれば知りたいと思いました。」
「生分解性プラスチックについては、完全分解するのでしょうか。それとも部分分解なのでしょうか詳しくお伺いしたいと思いました。」
「バイオマスプラスチックの原材料は国内でなかなか賄えないかとも思いますが、輸入に頼っているという現状なのであれば、課題も大きいと思います。」
「バイオマスプラスチックは、バイオマス由来の糖、油脂などから製造されていると思いますが、今後需要が増えればサトウキビ、トウモロコシ、キャッサバなどの原材料が不足ということがあるのか気になります。そうなると食料などと競合していくこともあるのでしょうか。」

大変良い勉強になりました。ありがとうございます。


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