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大学生×伝統野菜 飛騨美濃伝統野菜『飛騨一本太ねぎ』

 東海学院大学管理栄養学科の飛騨美濃伝統野菜プロジェクトチームの学生です。今日は雪の中、岐阜県高山市国府町に伝統野菜『飛騨一本太ねぎ』の生産者さんを訪問しました。

すごい雪の中に埋まっている『飛騨一本太ねぎ』

 大学のある岐阜県各務原市から高速道路を使い2時間、郡上市あたりから雪景色となり・・・高山市からはすごい雪。私は雪が降らない県から来ているので、、、こんなに雪があるなんてびっくり!どこが道路かわからない雪の中を、歩くと『飛騨一本太ねぎ』の畑に到着。でも…一面雪景色です。はたして『飛騨一本太ねぎ』はどこにあるの?

棒があるところに『飛騨一本太ねぎ』があるそうです

雪の中で曲がることで甘く柔らかくなる『飛騨一本太ねぎ』の魅力

 雪を掘ると『飛騨一本太ねぎ』が10本ほど藁で束ねられて、横に寝かされていました。雪が降る前に収穫された『飛騨一本太ねぎ』は、雪の重さでねぎが潰れないように、そしてねぎが上に向って伸びて曲がることで、甘味が曲がった部分に集まり、柔らかくなるのだそうです。

雪の中から『飛騨一本太ねぎ』を掘り出し中

『飛騨一本太ねぎ』の特徴を知る

 『飛騨一本太ねぎ』は、全体的にとても柔らかいことと、白根の部分がとても太いのが特徴だとか。ねぎとねぎの株間隔を広くとることで太く大きくなるそうです。土寄も年3回行い、ねぎの白い部分を増やしているそうです。収穫は霜にあたって甘味が増す11月頃から雪が降り積もり12月前までには収穫を終えるそうです。残念ながら出荷用に『飛騨一本太ねぎ』を栽培している生産者の方はごくわずかだそうで、自家用に少し栽培している方がほとんどだとか。

白い部分が確かに太い!

岐阜県(飛騨)の郷土料理『朴葉味噌』にも欠かせない『飛騨一本太ねぎ』

 岐阜県の郷土料理である『朴葉味噌』にも『飛騨一本太ねぎ』は欠かせないそうです。自家製の味噌に刻んだ『飛騨一本太ねぎ』を入れて食べるのが飛騨の伝統的な朝食なのだとか。
  是非、岐阜県高山市にお越しの際はお召し上がりください。

ちょっと贅沢に飛騨牛入りの朴葉味噌


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