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初心者が、一番作品を読んでもらえるサイトは?「小説家になろう」「カクヨム」「アルファポリス」「ノベルバ」「エブリスタ」

こんばんは。とけい爽です。
web小説について調べる機会があったのですが、いまweb小説のサイトって本当にたくさんあるんですね~。わけがわからない位、ネット上に溢れてる。そこで私、ちょっと気になってきました。


初心者がweb小説を投稿して、一番読んで貰えるサイトはどこなのか?

めっちゃ気になりませんか?
私はすごく興味を持ちました。
ということで、今回は小説完全初心者の「友人B」の協力を得て、web小説サイトに複数投稿してもらい、その結果について考察したいと思います。

友人Bのスペック
・会社員
・国語は得意だった
・小説を書くのは今回が初めて
・学生時代に、レポートや論文を書いた経験はある

そうです。小説に関しては、全くの初心者に挑戦してもらいました。
というより、先方が元からweb小説に興味を持っていたそうなので、ちゃっかり船に同乗させてもらいました(^_-)-☆
今、「同乗」が普通に「同情」に変換されたので、雲行きが怪しくなってきたような気もしますが、構わずレッツラゴー!

検証する際の条件
・同じ作品を投稿する
・同じ日に投稿する(時間がズレるのは仕方なし)
・同じジャンルで投稿する
・連載ものを投稿する
・ジャンルは流行ものは避ける
・宣伝活動はしない

いや~、わくわくしますね。
web小説は無料で読める良作がたくさんあるので、新規は参入が難しいと聞いたことがありますが……。それでは、検証の結果をば。
投稿先は、「小説家になろう」「カクヨム」「アルファポリス」「ノベルバ」「エブリスタ」の5つに絞ってみました。

はたして友人Bの運命は!?


小説を投稿してから2時間後の結果

○小説家になろう
・PV数・・・27

○カクヨム
・PV数・・・2

○アルファポリス
24h.ポイント・・・563ポイント
・ジャンル内ランキング・・・30位
※PV数は出していない為、分からず。
 24h.ポイントも、色々な説があってよく分からない。

○ノベルバ
・PV数・・・0

○エブリスタ
・PV数・・・0

※ちなみに、PVとは・・・ページビューの略。サイトによってニュアンスは異なるが、おおまかに言うと何回見られたかということ。

おお~、2時間で結構差が出てきていますね。
今のところ、PV数が圧倒的に多いのは「小説家になろう」。
逆に、「ノベルバ」と「エブリスタ」は、まさかの0。
最後まで読むどころか、ページも開いてもらっていないということに。
noteやpixivのビュー数(web小説の世界とは、そもそも計り方が違うという説もありますが)と比べると、かなり殺伐とした戦いが予想されます。
web小説、やはり厳しい世界のようです。

ちなみに「アルファポリス」の12時間後は、24h.ポイントが391ポイント。ジャンル内での順位が、41 位だったそうです。
やっぱりweb小説は、投稿直後の閲覧数が一番伸びるのでしょうか。


小説を投稿してから24時間後の結果

○小説家になろう
・PV数・・・104

○カクヨム
・PV数・・・3

○アルファポリス
24h.ポイント・・・413ポイント
・ジャンル内ランキング・・・43位

○ノベルバ
・PV数・・・0

○エブリスタ
・PV数・・・1

やっぱりPV数は、「小説家になろう」が圧倒的に多いですね。
サイトによっては、いまだ0のところもあるので余計に実感します。
「小説家になろう」は、出版する以外に収益を出す方法がなかったと記憶しているのですが、それもある意味納得の集客率。
アルファポリスの24h.ポイントは、何なんでしょうね~。どういう計算方式で、何を意味しているのか気になるところですね。

小説を投稿してから1週間後の結果

○小説家になろう
・PV数・・・795

○カクヨム
・PV数・・・30

○アルファポリス
24h.ポイント・・・519ポイント
・ジャンル内ランキング・・・32位

○ノベルバ
・PV数・・・0

○エブリスタ
・PV数・・・14

いやあ、奥さん、比較しちゃっていいんですかね?という位の差が出てますね~。
これ、選ぶサイトによっては、最初の1週間で心が折れてしまうのではないでしょうか。書くことって楽しいことなのに、こうも数字で露骨に示されるとちょっと……。ただ、それがモチベーションになるパターンも確実にあるし。
「アルファポリス」は結局、投稿から2時間後の「24h.ポイント」と「ジャンル内ランキング」が一番高かったので、初投稿ブーストみたいなものがあるのかもしれませんね。
知名度のわりに「カクヨム」と「エブリスタ」のPV数が意外と少なかった気がするのですが、これはもう面白さ+サイトとジャンルの相性なんでしょうね。
カクヨムは仲間同士で作品を読み合ったり、ブックマークを付け合う文化があるそうなので、ひたすら小説だけを書きたい人にはあまり向いてないのかもしれません。

ちなみに「ノベルバ」のPV数は、アプリからの閲覧しかカウントされないという話があり、そうだとすると「0」という数字も納得というか……。
でも、アプリから小説を見る人って、果たしてどの位いるんですかねえ。
そして、閲覧数0で書き続けてくれる作者はいるのか。

まとめ

・web小説は、投稿直後の数時間がPV数が増えやすい。
・一度埋もれると、読者に作品を見つけてもらうのは困難。
新着作品がトップ表示されるサイトでも、あっという間に流されてしまう。タイトル、表紙、タグなどで引き付ける工夫が必要。
・毎日新着作品としてアップ出来るように、ある程度作品を書き貯めてからの初投稿がベスト。
・初心者が収益を出そうとしてサイトを選ぶと、病みそうな雰囲気。なるべくPV数が多くつくサイトと、掛け持ちしながら書くのがおすすめ。B個人の結果からみるに、「小説家になろう」「アルファポリス」は外せない予感。

執筆活動は楽しむのが大事

いや~、勉強になりました。
web小説の世界、思った以上に半端ないです。
同時刻に多数の小説が投稿され、あっという間に埋もれていく世界。盛者必衰の理の趣がありますね。
作品の面白さはもちろんですが、見てもらう為の創意工夫と戦略が不可欠だと感じました。

書籍化や収益が目的の場合は、流行りのジャンルに絞って一味違った自分だけの個性をスパイスにして執筆すると、可能性が開けるかもしれません。
逆にいうと、自分の書きたいものを書いて、書籍化や収益を確保できるのは余程の腕と運がある人でないと難しいかもしれません。
ただ、自分が興味のないジャンルって、どんなに世間で流行っていても書くの辛いんですよね……それで結果が出なかったら、まさに地獄。

友人Bも今回の結果を得て、副業としての小説家はきっぱり諦めたそうです(狙ってたんかい)。
Bの投稿ジャンルは全く流行っていない個人的な好みだけで書いたものなので、本人的には楽しかったみたいですよ。それと、サイト5個の掛け持ちはきついので、サイトは絞った方がいいとのことでした。



今回は、以上です。
このところ、ムシムシと蒸し暑い日が多くなってまいりましたが、みなさまお体ご自愛くださいね。
私は、「サーティワンアイスクリーム」のハンドパックを山盛り食べたい今日この頃。もりもり食べたい。

あっ、最短で小説を書いてみたい方は、この3つをおさえれば、とりあえず小説は書ける!!の記事もぜひ読んでみてくださいね。


それでは、また!!!!

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