Web小説おすすめ【読んで良かった作品5選】

現在、「小説家になろう」や「カクヨム」、「エブリスタ」といった小説投稿サイトには膨大な数のWeb小説が無料で公開されています。

その中には人気が出て書籍化、漫画化、アニメ化、映画化される作品もあり、その勢いは以前より増しているように感じています。

最近で言うと、アニメ・漫画化された『Re:ゼロから始める異世界生活』、『転生したらスライムだった』や、映画化された『君の膵臓を食べたい』もWeb小説

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第13話:泥棒猫のワルツ

【前回のあらすじ】
 タクヤはヴェロニカとのデートに浮かれていた。まさか自分が騙されていようとは知らず、大事な「青いトランク」を奪われてしまった。彼はまだそのことに気づいてさえいない。

 一度は床が見えるようにまでなった倉庫であったが、海賊船制圧後にまた荷物が増えた。

 今後こそ足の踏み場もなくなってしまった愛船の倉庫内を、船長レイノン・ハーツはひとり探検していた。

 酒樽の詰まった大きめの

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第12話:うれし恥ずかし――情けなし

【前回のあらすじ】
「星の牙」を名乗る海賊の船からヴェロニカという女性を救出した。ひとり浮かれているタクヤは、レイノンからトランクの配達を命じられる。

 火星にはふたつの衛星が存在する。フォボスとダイモス。火星のそれとは比べるべくもないがそれぞれのラグランジュポイントにもコロニーが建設されており、小規模ではあるがアジア連邦の領土とされていた。

 フール号の降り立ったβ4はスタジアム型のコロニー

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珪素さんの完結済み作品『超世界転生エグゾドライブ』を読み始めました。(WEB版『異修羅』感想記事も執筆中!)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884850859
懐かしのホビーアニメっぽさが出てる本作は、異世界転生を「近未来のスポーツ」として描く異色作。どんなラストが待ってるんだろう。

第6話:きみの名はサラ

【前回のあらすじ】
200年の国防の任を解かれ市井へと下った魔女メイルゥは、街でひとりの浮浪児と出会い、大切なひととの別れを共に分かち合った。

[ 2 ]人狼卿ルヴァン

 歯抜けの坊主は人生ではじめて体験する高級ホテルの一室に驚愕していた。
 高い天井に広い室内。
 この一室だけでも、もともとアジトにしていたあの図書館のロビーといい勝負だ。
 王様が寝るような大きなベッドに横たわり、絵本のなか

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【ブログ】筆の軽さ

こんにちは、真野てんです。
最近ちょっと夏バテ気味でなかなか創作に身の入らないバイオリズムになってますが、リハビリがてら「質問箱」をはじめてみました。

すると小説ジャンルのお悩みのなかで、

勢いで書ける作品と、そうでない作品との差はなんだ。

といった内容の質問がありました。

この場合の勢いというのが解釈の広い言葉だと思ったので、返答しませんでしたが、いわゆるパッと思いついてすぐに書ける作品

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小説のメタモルフォーゼ~媒体と文体~

日経電子版の記事【文字数半減 スマホが変えるウェブ小説 チャット形式も 多メディア展開に威力】は、スマホという媒体での読書行動が、小説の文体そのものに影響を及ぼしている状況をリポートしたものです。

 単行本・雑誌・新聞・パソコン・スマホ……その媒体の持つ特性、あるいは制約が読書行動、読書という体験価値に微妙な差異を生じさせ、それが文体の変化=『文体の媒体への最適化』へと繋がることは、ある意味必然

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小説宣伝サイト「Yondeke/ヨンデケ」のご紹介

こんにちは、真野てんです。
今回は物書きのためのお役立ちサイトのご紹介になります。

「HUB. YONDEKE - ヨンデケ」とは?
小説は読んでもらいたいけど、宣伝が苦手だったり、ツイッターなどで小説の宣伝ツイートするのに気が引けてしまったり、遠慮してしまったりすることはありませんか?

小説は、タイトルだけでは、内容が分からないまま読み始めてもらうまでのハードルが高い創作物です。

「HUB

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第10話:喧嘩は相手を見てから売ろう

【前回のあらすじ】
 法外な報酬に目がくらんだレイノンがタクヤを連れて新たな仕事へと向かった。目的地は火星の衛生フォボスにあるコロニーである。しかしその道中に、海賊・星の牙を名乗るゴロツキたちに行く手を阻まれた。

 いかつい男たちが列をなして、あのデタラメに広い倉庫の中から次々と荷物を運び出している。

 酒、食料、調度品。
 うず高く積まれていた積荷の山が切り崩され、タクヤは初めてこの部屋の壁

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第5話:ナガイオワカレ

【前回のあらすじ】
 歯抜けの坊主は、メイルゥを魔女と知ったうえで盗みを働いていた。その理由とは病にふした友人のため薬草を求めたからであった。しかしその友人はすでに帰らぬひとになっていた。

 ひとしきり泣きに泣いた歯抜けの坊主の肩を抱き、メイルゥはその辺に倒壊している本棚の廃材で焚き火をおこした。
 もちろん魔法などではなく、ランプの火を移してである。

 赤々と燃える炎を見るとひとの心は安らぐ

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