VScodeでEvernoteみたいなメモアプリを実現する拡張機能を試してみた
最初に私の状況をウダウダ書いてるので、拡張機能のことを知りたい方は次の見出しまで飛んでください
このマガジンでシリーズにしているとおり、小説を書くのが趣味な私は執筆環境をあれこれと試行錯誤していたのですが、最近やっと環境が定まってきまして。
テキスト執筆:Visual Studio Code
思いつきを書きなぐる:WorkFlowy
論文や記事等の資料のストック:Evernote
という感じに落ち着いています。
思いつきを書きなぐるアウトライナーは長年Dynalistを使ってたんですが、最近WorkFlowyに乗りかえました。
これは私の場合、フォントが気に入らなくて集中できない気がするので、WorkFlowyだとフォントが選べるということで変えてみました。Dynalistで不満点はそれだけだったんですけどね……
あと、年表つくるのにExcel使ったり、テキストをKindle本にするのにWordを使ったりしてますが、これは元々別の用件でOffice365を契約してるので使ってます。GoogleのドキュメントでもKindle本にできるのかな?
仕事でGoogleスプレッドシートはバリバリ使ってるけど、ドキュメントのことはぜんぜん知らないのです。
で、Evernoteには過去に書いたエッセイ的な文章もけっこう入っていたのですが、自分で書いたテキストは全部VScodeに持っていこうと思いつきました。(いつも思いつきで試行錯誤する、アジャイルな人生を送ってますよ……)
しかし、それらの文章には《ハッシュタグ》を付けているので、できればハッシュタグを付けたままでVScodeに持っていきたいと思い、そのような拡張機能があるか探してみました。
(実は、VScodeの前にNotion、Remnote、Joplinのどれかにしようと思ってデータ移行を試してみましたが、やはり最終的にはVScodeに持っていくことにしました。)
VScodeをメモアプリ化する拡張機能あれこれ
「VScode 拡張機能 メモアプリ」等とググったところ、下記の拡張機能を見つけたので順番に試してみました。
VSNotes
このジャンルでいちばん有名な拡張機能のようです。コマンドパレットから呼びだし、新規作成すると現在の日時をファイル名とするマークダウン形式のファイルを作成します。サイドバーに専用のファイルツリーを表示し、テンプレートの編集により新規作成時の形式の選択に対応して自動でサブフォルダに振り分けることもしてくれます。
上部の情報入力部分でタグを付けることもでき、タグも専用のビューによって選択するとそのタブが付いたファイルを一覧表示します。
Nested Tags
こちらは上のVSNotesよりも少し簡単なシステムになっていて、マークダウンファイルは自分で新規作成し、VSNotesと同じような形式に沿って記述をするとやはり専用のサイドバーにタグツリーを表示してくれます。タグをネストする機能がついているのが特徴です。タグツリーからタグを選択するとそのタグが含まれるファイルの一覧が表示されます。
markdown-hashtags
最終的に私が入れたのはこちら。
上の2つはマークダウンファイルのテキスト内にそのファイルの《情報》を入力するコーナーを作り、そこに作成日や更新日やタグの情報を入れることでメモアプリとして使うという考え方でしたが、この拡張機能の場合は、ファイルの情報として入れられるのは《ハッシュタグ》のみです。
使い方も簡単でテキストのどこかの文頭から《#》を付けてキーワードを入力するだけ。
上2つと同じようにサイドバーにタグツリーが表示されます。
タグは空白が認められないので付け方にはすこし注意が必要ですが、更新日などの情報が必要なければ、これがいちばんシンプルで簡単かなと思います。
上のどれも専用のメモアプリにくらべると初期設定をしたりファイル情報の入力を自分でやる必要がありますが、他のVScodeで作成しているテキストと同じようにファイルの管理ができるので、私としてはこれがベストかなと思ってます。
データをクラウドに置かないので、オフラインでも触れますし、ただのマークダウンファイルなので取り扱いが楽かなと思います。
Githubにバックアップできて編集履歴が残せるのも利点になりますかね。最近のメモアプリでは編集履歴も実装されてたりしますけどね。
ただ、VScodeをメモアプリにしようという人は少ないのか、こういう拡張機能が豊富にあるわけではなく、インストール数もそんなにはないようです。
私はけっこう環境にこだわるタイプでフォントとか行間とか気になるとなんとかできないかなって考えてしまい、既成のメモアプリだとなかなか落ち着いて集中できなかったりするので、私のようなタイプはなんでもカスタマイズできるVScodeが良いのかなという感じです。
データはEvernoteからいったんJoplinにインポートし、Joplinのエクスポート機能でマークダウンファイルにしてます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?