世界よ、刮目するがいい。彼は地獄にその手を差し伸べている。 【 表 】
「もし、海外旅行をするなら、どこがいい?」
「アフリカだな」
在りし日の父との会話を思い出したのは、一冊の本と出会いでした。
本のタイトルは『紛争地で「働く」私の生き方』。著者はソマリア、ケニア、インドネシア、2021年からはイエメンで活動される「NPO法人アクセプト・インターナショナル」代表理事の永井陽右さんです。既にマスメディアや動画配信などで、ご存知の方も多いと思います。御著書には、活動内容と活動に至る経緯、現場にある理想と現実との葛藤。揺れ動く心情の果てにあ