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2023下半期ふり返り⑦地域への貢献と、地道な活動

コツコツと


 ここまでのふり返り記事にまだ登場していない合唱団がいくつかあります。それぞれがコツコツと歩みを進めた下半期でした。

地元地域への貢献

 私は、鹿児島市の谷山地域の生まれ育ち。合唱指揮者として地元に貢献したいという思いは常々持っていて、現在2つの合唱団がこの地域で活動しています。

復活した「谷山北地域総合文化祭」


 谷山北公民館を拠点に、自主学習グループとして活動するシニア混声合唱団のコールたにきた。7月にコーラス・エクスポin鹿児島2023に出演したのち、公民館の文化祭が4年ぶりに開催されるとあって、そちらに向けてコツコツと練習を重ねました。今回は広く地域の方々が聴きにいらっしゃるということで、耳馴染みのある「夢の世界を」と「翼をください」を演奏しました。たにきたにしては短期間で仕上げる必要がありその点がチャレンジでしたが、夏のステージ経験が合唱団を大きく成長させてくれたようで、堂々とした演奏ぶりでした。いつも和気藹々と、私を信頼して歌ってくださるたにきたの皆さんです。

合唱団らしくなってきた、たにきた。
いつも楽しそう。

子どもは宝


 もう一つ、地元で頑張る合唱団が「中山児童合唱団」。同じくコーラス・エクスポin鹿児島2023に出演し、5人の子どもたちが可愛く斉唱を披露して盛大な拍手を浴びました。現在は3人での活動になりましたが、斉唱から合唱へのチャレンジを続けています。「子ども3人で2部合唱なんて…」と思うかもしれませんが、心配するのは大人だけ、「今度は私がアルトー!」などと言いながら全く臆することなく合唱に取り組んでいます。これがまた美しいんだ。子どもは宝、子どもの歌声は宝であります。
 コールたにきたと中山児童合唱団は、3月に谷山北公民館で開催されるスプリングコンサートに出演予定。地元の方々に喜んで頂けますように。

3人とも同じパートを歌いたがって合唱が成立しないこともある。
練習後のアメ選びが一番マジメかもしれない。


黒千代歌はチビチビと

 男声合唱団、黒千代歌。結成と同時にコロナ禍に突入したこのアンサンブルも、今年は新メンバーを数人迎え、初心者も多い中でコツコツとチビチビと和気藹々と男声合唱を楽しんできました。
 12月には、普段練習場所としてお世話になっているたてばば福祉館の「福祉館まつり」に初出演。地元の方々が喜んでくださるようにと、鹿児島の漢の歌「薩摩兵児の歌」や、あ酒にちなんだユニークな「春の小川」、お別れに「蛍の光」と、耳馴染みのある曲に指揮者の軽妙なトークを添えて(自賛)、楽しく演奏することができました。会場の盛り上がりは上々、黒千代歌の存在を楽しみながら知っていただけたことと思います。地に根を張り、コツコツと頑張っています。

白の蝶ネクタイがかわいい黒千代歌。


メサイア合唱団は次を見据えて


 鹿児島メサイア合唱団は、7月のコーラス・エクスポin鹿児島2023を終え、次の目標に市役所ランチタイムコンサートへの出演を掲げて、30分のコンサートが実施できるようにとコツコツ頑張っています。
 クリスマスが近づくと、メサイアを耳にする機会が増えますね。個人的には、今秋には福岡にてメサイア全曲演奏の機会に混ぜて頂き、とても貴重な勉強をさせて頂きました(今釜先生、福岡シンフォニック合唱団の皆さま、ありがとうございました!)。

 私たちもいつか…!という夢を強く抱きつつ、コツコツと歩みを進めている鹿児島メサイア合唱団です。
 練習会場としてお世話になっている鹿児島復活協会にて、クリスマス前、よく響く聖堂で立派なクリスマスツリーを前に歌うのが毎年の喜びです。今年も大変お世話になりました。

Hallelujah!

当たり前のことだけれど


 合唱団は「本番」「ステージ」というほんの小さなその瞬間を目指して、日々コツコツと活動しています。一瞬の喜びを夢見て。こうして記事を書くのは派手なステージを終えた時がほとんどなわけですが、その日までに幾日もの地道な日々を積み重ねています。本当、美しいなあ。

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