2011年11月、親友と2人で初めてのハワイ旅行をした時のこと。
５日間のツアーでオアフ島のあちこちをめぐり、ハワイを堪能する中で印象的だったのが、ハワイの木でした。

ツアー中に、とある場所に生えていた１本の木が目に入り、何気なく眺めていたら、私の目から急に、涙がとめどなく溢れてきました。

その木が、その場所で体験してきたハワイの歴史（戦争など）が走馬灯のように浮かんで消えていったような気がしたのです。

木に刻み込まれた土地の記憶が、想念となり、見ている私の心を震わせたのでしょうか。

それは、悲しい・辛い　という涙ではなくて、
その場所に根を下ろし、どんな天候、天災、災難の中でも力強く生き延びてきた木の強さ、荘厳さ、やさしさ、あたたかさに感動してしまったという感じでした。

何百年、何千年と、長く地球の中で生き延びてきた木。
生まれてたった30数年の私がハワイにやってきて、たまたま、この大きな木に出会い、涙している「今この瞬間」が奇跡のように感じました。

まるで、木と対話したような、とても不思議な体験でした。

ハワイの木々は生命力にあふれ、ダイナミックで個性的、強く優しい感じがして、気づくと私は、ハワイの海よりもショッピングモールよりも、
木に魅了され、たくさんの写真を撮っていました。

そのことを思い出して良かった。
今後noteで当時のハワイの木々の写真を、アップしていこうと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、また。