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作って励まし励まされ(絵師たちの話)

相変わらず日々せっせとエゴサをしていますが、作品の内容からか、絵を描いている方から多くのご感想いただいています。中でも「北斎!」をきっかけに絵や夢へのモチベーションを上げている方が多く、かなりめげやすい自分としては、とても元気をもらってます…。ありがとうございます。

やりたいと思う気持ちが「才能」!

永徳ステージ


この作品は、制作に苦戦しつつも、作品そのものに励まされるという、なんというか、カンフル剤の様な作品でした。
てんこりんの、すぐ怠けて違う方法に逃げちゃうというのもすごいわかるし、挫折経験から上手くいかなくなったカノンの気持ちもわかる…。
そこに対して絵師のいろいろな「お言葉」が投げかけられるわけですが、作りながらかなり頭の中で反芻していたのが3話の狩野永徳の「才能より努力が時代を変えるんだ」という言葉でした。

「北斎!」はこれまで自分が取り組んできた中でも、一番ボリュームのある仕事で、やりながら何度も「もう疲れた、私には無理。泣」みたいな気持ちになってたのですが、その度に先述の言葉とか「やりたいという気持ちがあるだけで才能」というのを思い出して「そうだよ!!!!私には才能がある!!だから最後までやれる!!」と我が身を奮い立たせておりました。

永徳指

あと、若干話がずれますが、私は永徳の目が好きです。
二次元における「垂れ目でつり眉」っていうのが好きなんですよね多分…。

理屈じゃないぞ!「なんかいい」

そして、「なんかいい、を大事に」という4話の白隠の言葉もいいなあ。
いま、いろんな場面で、何かとソースやエビデンスが求められますが、理屈抜きで良い/嫌だ、というのが大事な時ってありますよね…。
私も、感情や理屈でものごとを考えがちなので、こういう直感は大事にしあければな…などと思っていました。
この言葉はTwitterでもいろんな方に支持されている様子。同じ様な気持ちの人が多いのかなと密かに思っています。

なんかいい

「北斎!」には絵師が合計8人登場しますが、私は白隠が一番好きです。言葉はもちろんだし、テンションと、あの表情が良い…。
キャラデザを決める際に監督が「業界人みたいなお坊さんやねん、単純に」と、当然のように言っていて、心の中で「全然単純じゃないな」とツッコミを入れていました。(でも結果的にまとまったのがすごい)


肩掛けのセーター、サングラスの時点で充分なんですが、素足でローファーというのも皆で地味にこだわったポイントなので未見の方、再度見られる方、ぜひ注目してみてください。

白隠ポーズ

「北斎!」はクリエイター向けの自己啓発、というのを意識して書かれた作品ですが、絵師たちの言葉は、クリエイター以外の人にもきっと響くと思っています。誰もが、それぞれの人生を作り上げるクリエイターなのですから…。

なんか「うまいことを言おうとした」感が出てしまいましたが、いや、でも本当にそうだと思います。

そんなわけで、言葉に、キャラに、ギャグに、王道青春ストーリーに…と多面的に楽しめる作品です。
ぜひご覧くださいませ!

配信情報

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Abemaではプレミアム(有料)での配信ですが、1話は無料でみられるみたいです。
また、YouTubeでは28日(日)まで、1話の特別版を無料配信中です。
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