なんでだろう最近自分の一人称がどうもしっくりこない。

社会人になり自分のことをなんとなく「僕」と呼ぶようになった。
それが最近どことなく気持ち悪い。感覚としては中学生から高校生になるときになんとなく服が似合わなくなったと感じるあれと同じ。
ぐつが悪い感じがするという方が近い。

そう思って周りの社会人たちの一人称をこっそり聞いてみることにした。
多いのはやはり「僕」、続いて「私」、「自分」だった。「俺」という人はビジネスの場面では皆無だった。

なんとなくその理由はわかる。どことなく子供っぽいというか、はっきりとはわからないがなんとなくビジネスには向いてないなと感じる。

そこで1日だけ「私」という一人称を使ってみることにした。
会議中に「私」と言う。これがまた言葉を口から発した後の気持ち悪さを感じる。

「私」という一人称は女性らしさを含んでいる気がする。そういう訳もあって自分には合っていなかった。

26歳はもう「僕」ではない気がしてしょうがないのだ。
「自分」というのは少し堅い気がする。
あぁ、これでは自分はなんと呼べばいいのか迷子になってしまう。
『一人称迷子』
これはみんなにも起こることなのだろうか。
年齢が解決するものだろうか。
いまだにわからない。