トキノコーラ

現実をフィクションのオブラートに包んで提供

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マガジン

  • 日常

    つれづれなるままに、ひぐらし、硯にむかひて、心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ

最近の記事

起業して一年が終わったのでメモ

アウトプットすることで記憶にも残る。 どこかの本で読んだことあるようなセリフだが、記憶に残したいというわけではない。 反対にアウトプットすることでメモリから削除しておきたい。 というわけで起業して一年でこういう人とは関わらない方がよかったなというのをメモしていく。 年齢すぐ聞いてくるやつはあんまり良くない突然だけどあなたは今何歳でしょうか? 26?40?それぞれだと思う。 ちなみに僕は26歳。 こんな感じでビジネスではやたらと年齢を聞いてくる人間がいる。 ある程度仲良くな

    • わからないこと

      「女の子の気持ちがわからない奴はモテないよ」 これは誰かに言われたからどうかわからないセリフ。 多分高校生くらいの時に言われたような気がする。「モテる」ということから離脱するとその呪縛から解放されるのだろうか。そう思うと僕の中の解放軍が声を上げて道を闊歩している。 女の子のやってることでわからないことがある。 それは食べる前に必要以上に写真を撮る行為だ。 先日1人でカフェに行った。隣に座っている20代後半くらいの女性が2人。 机の上にはケーキとホットラテが二つずつ。 一向

      • 消防士とポンデリング

        今日もまたロープに吊られてふりこのように揺れてしまった。 消防士のときを思い返すと1番しんどかったのは採用されてから半年の初任科訓練だった。 平日泊まりで消防学校に缶詰にされる。そこで人を助けるための座学や訓練を行うのだ。 僕たちはそれを『監獄』と呼んでいた。 実際のところ、週末は帰れるのだが、日曜の夕方には寮にいないといけないので心も体も休まらない。 休日を挟むことで、もうこのまま飛んでしまおうという考えすら浮かぶ始末だった。 消防学校にはどうやら法律と限度というものが

        • そろそろ一人称を確立したい

          なんでだろう最近自分の一人称がどうもしっくりこない。 社会人になり自分のことをなんとなく「僕」と呼ぶようになった。 それが最近どことなく気持ち悪い。感覚としては中学生から高校生になるときになんとなく服が似合わなくなったと感じるあれと同じ。 ぐつが悪い感じがするという方が近い。 そう思って周りの社会人たちの一人称をこっそり聞いてみることにした。 多いのはやはり「僕」、続いて「私」、「自分」だった。「俺」という人はビジネスの場面では皆無だった。 なんとなくその理由はわかる。

        起業して一年が終わったのでメモ

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          15本

        記事

          福島に行ってきた

          先週仕事の関係もあり福島は会津に行ってきた。 最初に答えを言うと最高、最高だった。 会津は東山温泉街という温泉が集まったディズニーランドのような場所があり、それは温泉好きからすると最高の場所だった。 源泉掛け流し?の温泉はかなり熱く最初入る時にダチョウ倶楽部のような入り方になってしまった。ただ慣れてしまえば最高以外言うことなし。 この湯で歴史人たちも体を休めていたのだろうかと思いながらゆっくりと使った。 そして米が美味かった。 今まで食った米で1番美味かったと思う。 会津

          福島に行ってきた

          お前より頑張ってる人はいる

          「お前より頑張ってるやつはたくさんいるぞ!」 息をすると鼻の奥がツーンと冷たくなる季節によく学年主任がみんなに言ってたセリフだ。 僕は高校卒業後すぐに就職したため、聞き流していたが、受験勉強を頑張っていた当人たちからするとかなり胸が締め付けられていたのではないだろうか。 なんかもっといい激励の仕方はないものだろうかと思って聞いていたが、おそらく先生の頭の中でポケモンの技みたいにいくつか候補があって選ばれているものだろうと想像した。 その技が全て体育会系の技だっただけなん

          お前より頑張ってる人はいる

          骨折

          ボキンッ!! 痛快な音が僕の脇腹を貫いた。 高校を卒業して消防士として働いていた頃、何曜日だったか忘れたが車両点検なるものがあった。 これは消防車や積載物になんらかの問題がないか定期的に確認するといったものだ。 人助けに使うものというのもあり、一般の人に取ったら結構重いものが積載されていた。 確かあれは可搬ポンプを持ち上げた時だったか、「せーの」で持ち上げたその刹那には冒頭の快音が脇腹に響いていた。 「ゔゔ、、」としゃがみ込むと上司が「どした?」と聞いてきたので「折れまし

          ワンピースみたいな飲み会

          一緒に一回意味のない飲みの席でのマナーをぶち壊しませんか? ええ、やってやりますとも。 もちろん必要なマナーと必要ないマナーを分別しつつ行うつもりです。 本当に必要ないなーといつも思うのが乾杯の時に目上の人よりグラスを低くして乾杯すること。 これ10人いて一斉に乾杯したとしてその10人が一人ずつランクが違う場合、一番後輩君は地面にめり込んでしまうのではないだろうか? そう不安になることがたまにある。 僕は18歳から働き始めて後輩というものができてないので低く乾杯される側

          ワンピースみたいな飲み会

          バレンタインデーのおもひで

          早いもので12ヶ月のうち1ヶ月が終わろうとしている。 正直なところ1月の記憶がない。インフルエンザになっていたので薬を飲んで寝て起きたら2月になってるみたいな感覚だ。 2月といえばバレンタインデー。 バレンタインデーはいつから日本に入ってきたイベントなのだろう。調べてみると神戸のチョコレートの会社モロゾフが広告にバレンタインデーと記載したのが最初では?みたいなことが書いてある。 てやんでい、誠にてやんでい!である。 そんな『てやんでいでー』に学生の頃に苦しめられた記憶があ

          バレンタインデーのおもひで

          ゾンビ散歩をしてみよう

          最近、本当に自分で決めているのかなと思うことが多々ある。 というのもカフェに行ったり美容室を探したりすることをSNSを使って探しているからだ。 インスタで見つけたカフェに行き、少しくつろいでいるとなんとなく違和感を感じて「なんか違うな」と心の中で呟いてしまう。 なんとなくみんなが行ってるから安心だと思って行くのだろうがみんなが行くイコール自分に合っているということではないらしい。 そう考えながら歩いていると自分の人生のあらゆる決断はGoogle、Meta、Xによって支配さ

          ゾンビ散歩をしてみよう

          ことわざを作りたい

          死ぬまでにことわざを作りたいよね。 そう思う人たちは多いのではないだろうか? そういう思いで毎日生きているので何か事象があった時に、ことわざにならないだろうかと考えている。 最近これいいんじゃないかなと思ったのが床屋での出来事だ。 約2ヶ月ぶりに髪の毛を切ってもらいスッキリした。 その後「セットしますか?」と店員さんに聞かれて「お願いします」と答える。 この後大して予定もないのだがなんとなく惰性で依頼している。 店員さんが「まずは後ろにこれくらいのワックスをつけて立ち上

          ことわざを作りたい

          舟を漕ぐ

          コワーキングスペースにはいろんな大人がいる。 僕は会社でコワーキングスペースを借りていて、毎日せっせと通勤している。 コワーキングスペースを知らない人のために説明するとレンタルオフィスみたいなことである。カタカナをカタカナで説明すると後者の説明もいるのではと思ったがそのままにしておく。 あとは読者の想像力に頼ることにした。 コワーキングスペースにはいろんな大人がいるなと思う。 おそらく勤務時間であろう時に上を向いて爆睡してる人、スマホゲームをしている人、スマホゲームをして

          犬はワンちゃんだからね

          僕の住んでいるところはある程度都会で田舎から出てきた時は高いビル群をよく見上げてたものだ。 こんなに細高い建物に蟻の数ほどの人がせっせと移動してるのかと考えると人も蟻も考えることは一緒だなと意味のわからない思考へとダイブする。 最近はビルを見上げることが少なくなり、たまに我に帰り「お前故郷忘れてねぇか?根は田舎者のくせに都会人気取ってねーか?」ともう一人の自分が囁いてくるので作業的に見上げたりしたりもする。 そんな場所で生活していると何で稼いでいるのか不詳のぴちぴちのズボ

          犬はワンちゃんだからね

          燃えよ!ボルシャックドラゴン!

          僕が小学生の時にデュエルマスターズ通称デュエマというカードゲームが流行っていた。 僕自身もかなり入り込んでいてスーパーに行っては母に買って買ってと、その時だけ5歳児くらいに戻って懇願したものだ。 そんなデュエマとの出会いは小学3年生だったと思う。近くの川で大量のカードが捨ててあるのを拾ったのが始まり。 今思えばあれはどこかの先輩がやらなくなって捨てたかどうかしたものだろう。 僕はそれを見つけた時ワンピースを見つけたと思った。当時ワンピなどなかったと思うが、ひとつなぎの大秘

          燃えよ!ボルシャックドラゴン!

          東大に行くなアンパンショーに行け

          自分ができないことをやってる人に対して畏敬の念を抱いてしまうことがあると思う。 最近家族でアンパンマンミュージアムに行った際にミュージカル?的なものを観た。 「こんにちはー」と元気な声で問いかけるお姉さん。 僕はというと周りをチラチラと気にしながらボソッと「こんにちは」という感じである。 こういう時に全力で楽しめない自分がかなり嫌で、じゃあやれば?と言われるとそういうわけでもないというメンヘラをかますのでかなり面倒くさい。 陰キャ、陽キャという言葉があるがその狭間で人知れず

          東大に行くなアンパンショーに行け

          祖母

          僕は母、祖母の3人で生活していてその中でもヒエラルキーのトップに君臨してたのが祖母である。 そんな身分制度なのでリモコンの所有権は僕に回ってくることはなかった。 大人になって周りとそれぞれの祖母の話をしていると僕の祖母はかなり変わった人だったのだなと思うことが多々ある。 まず生活リズムである。 祖母は夜中2時くらいまでテレビを見てダラダラと過ごし10時過ぎに起床するのである。 大学生の友人の生活リズムの話を聞いたときに祖母と同じじゃんと思ったことからおかしいことに気づいた