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自分にも外付けハードディスクの用意を!

職場に行けば仕事をこなし、家に帰れば母になる。そんな二重生活を余儀なくされたかと思えば、今度は副業解禁。給料の減り分や将来に備えての蓄えは副業で補えと・・・。

簡単に言ってくれるじゃないか。


日中8時間仕事に取られて、通勤に往復2時間。そこから睡眠時間を7時間取ったら、残りはたった7時間ですよ。その7時間で子供の夕飯を作ってお風呂に入れて、明日の保育園の準備と部屋の片付け。

私の子供はもう保育園児ではないけれど、だからと言ってかける時間が少なくなったでしょと思われるのは癪に障る。だって思い出してみてよ。自分が小中学生の頃、喋りたくない親の存在は鬱陶しかったかもしれないけれど、だからと言ってずっと居なかった? 居ない方がマシだと毒づくクセに、いなきゃいないで不満なのが思春期でしょう。口うるさいのはまじ勘弁だけど、何となくひっそりと自分の事気にかけてろよって言うそんな理不尽なワガママを平気で言える時期なんだから、それこそ素直でカワイイ保育園児よりも手がかかるってば。


とにかく私は忙しいんです。

仕事の事は勿論、家の事、子供の事、学校の事。いくつものチャンネルをちゃかちゃかと切り替えながら日々生きている。たまにチャンネル切り替わらなくて職場で「ママはね」と言いそうになったりもしちゃうけど・・・笑。


だからね、結局何が言いたいかって言うとね、

「咄嗟に何か言われてもすぐに思い出せない事もあるよ!!! 」

と言う言い訳がしたい・笑。




私は中小企業の経理を担っている。経理って知ってます? 一番大切なステイタスは「覚えている事」つまり、「記憶力」なんだ。

数ヶ月前に出したこの請求書はちゃんと入金された?

昨年度のこのプロジェクト、結局実績いくらだったっけ?

何でも経理に聞けばデータがぽんぽんと出てくると思っている方は多いけど、日々膨大な金銭のやりとり履歴から該当する案件をピンポイントに引っ張り出して正確な情報を伝える。一歩間違えれば誤情報によりプロジェクトそのものが継続されない危険性もあるわけだから、そりゃ神経も使うのさ。経理の人間に白髪交じりの人が多いのはそのせいだと実は密かに思っている程、細やかに案件を覚えていなきゃいけない。更にその案件が最終的にどうなったかも追って行かなくちゃいけない。地味だけど、実はとっても重要。勿論、経理に限らず全ての仕事で「記憶力」の良い人材は重宝されるよね。

そんな部署で働きながら、しかもプライベートでも家や子供の習い事先や学校なんかで色んな案件が進行してたりすると、もう何が何だかわからなくなってしまうのが、実は本音だったりするのだよ。いっつもあわあわしています、私。先輩なんかはさすが淀みなくスラスラ対応出来ているけど、私の脳のキャパシティはそんなに大きくないし、何より子供の事にかける容量がでか過ぎて、仕事の事がなかなか入りきらない・苦笑。





そういう時に、どうするか?


メモるんですね、えぇ。




元々キャパシティの狭い私は、つい「うっかり」色んな事を忘れてしまうので、もういっそ色んな事を「忘れる」事にした。つまり、全部メモって、メモったら頭の中に置いておくのをやめるのだ。

私のデスクには書類の裏紙がドバッと束になっているものが1つあって、そこにその日の日付とやった事が書いてある。終わったら、そこに横線を引いて終わった日付を書いておく。明日やらなくちゃいけないものは明日の日付のページにサインペンで殴り書き。職務柄、忘れちゃいけない支払期日だったり、入金のタイミングだったり細々したものが色々あって、そんな事脳内で全て確実に覚え切る事は不可能に近い。だから、全部メモる。そして、メモを取ったらメモに頼りきって、脳内は空にする。

これ、凄く便利。

やらなきゃいけない事を忘れないだけじゃなく、自分のした事の行動が全てそこに記録されているわけだから、いつ何をしたかがすぐわかる。物凄く忙しい時って、その事をやった記憶さえ飛んじゃう時あるじゃない。でも、このメモを遡れば、やったかやらなかったかも一目瞭然。全て正確にパッと答えらる。更にそのメモさえあれば、自宅で仕事の事をハッと思い出して「忘れてた!!! 」とドキドキする必要もない。必要な事は適宜メモしてあり、日々そのメモ通りに動いているので、そのメモる事さえ忘れなければ、絶対に確実にそのタスクを忘れる事はないのだ。


私はこの方法をするようになって、仕事のミスがほとんどなくなった。挙句、いつ何をどうやってやったか、誰にどんな指示を受けたかを適宜メモしているから言った言わないのトラブルもなくなったし、周囲からも一定の信頼を得る事が出来るようになった。



書類の裏紙に殴り書きと言うどうにもデキル女イメージからは程遠いけど、お上品な手帳じゃ1年365日分書くなんてすぐなくなってしまうし、書き損じても容赦なく捨てられる裏紙が一番自分に合っていると思ってる。ってか、そもそもそんなお上品じゃないし。

だから、とっても原始的だけど、自分の脳の容量の少なさを補う外付けハードディスクの存在は、私の強い味方なんです。

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