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【逆イールドカーブ】 過去から未来への投資の指南


1. 新たな市場の動きに警戒せよ

 過去には数々の経済ショックが株価に影響を及ぼしてきました。特にコロナショックは、ダウ平均の最大38%の下落をもたらし、その規模としては過去最大でした。最近では、逆イールドカーブの出現や、2023年7月に報じられた中国の若者の失業率(非公式では46.5%に達している可能性が指摘されている)などの要因から、新たなショックが懸念されています。

※中国の若者の失業率:公式には発表されていないが、46.5%に達した可能性がある(2023年7月)。

参考記事:https://jp.reuters.com/article/china-economy-youth-unemployment-idJPKBN2Z00IZ

2.逆イールドカーブとは...

 逆イールドカーブとは、長期の債券の利回りが短期のものよりも低くなる現象を指します。通常、長期の投資はリスクが伴うため、利回りが高まるのが一般的ですが、この現象が逆転することがあります。これは多くの場合、経済の先行きへの懸念や景気後退の前兆として受け取られます。

米国2年国債と10年国債の乖離

3. 投資先の選定

(1)過去のショック時に注目された銘柄

 現状環境下で買うべき銘柄を記載する前に、これまでの〇〇ショック時に上昇した銘柄を以下に示す。
コロナショック: 医療関連や日用品、リモートワーク関連の銘柄が注目されました。
リーマンショック: 2019年のリーマンショック直後に新しいビジネスモデルを採用した企業が株価を急伸させました。
チャイナショック: 2015年の一時的な株価の下落後、速やかな回復が見られました。特定の銘柄が長期的な下落を示すことはなかったようです。


(2)今後の投資先の考察

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