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09_元夫の失踪を機にかつてともに過ごしたちんこを思う

 猥談タウンの執筆者の皆さんが猥談バーに集っていた夜、600km以上離れた遠方の自宅で、わたしは元夫の失踪に直面していたのだ。

 なぜ「別れてもなお親しい」みたいな関係じゃないわたしが元夫の失踪を知り得たかというと、彼の連帯債務がこちらに回ってきたからである。元の住所地の同業者の方々に連絡を取ってみると、1回2回しれっと滞納したレベルではなく事業の借金支払い関係全部飛ばして失踪していたので驚いた。数日死にそうな思いをしたが半月ちょっと経過して、覚悟したほど最悪のことにはならなそうな見通しが立ち、落ち着いたところである。事業をやる方々には「失踪より債務整理」、配偶者の方々には「夫/妻の事業の連帯債務、ダメ、ゼッタイ」をお伝えしたい。

 さて、これを機に否応もなく元夫と過ごした日々のことがふうっと心中に甦ってきたのだが、そこでつくづくと思わされたのが、(バカな男が好きであるということは、本当に誰のためにもならないことだ)ということだった。

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