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言葉を知って意識するだけでも少し違うかもしれません。 ~「コンフォートゾーン」について考える~

こんばんは。とこま(Tokoma)です。

今日は「コンフォートゾーン」について書かせていただきます。


「コンフォートゾーン」とは、居心地の良い空間という意味です。心理学では、ストレスや不安が無く、落ち着いた精神状態でいられる場所を指します。


妻の友人で、イラストが上手な方がいるそうです。お金にとても困っているそうですが、体調が不安定なので、なかなか外に働きに行けないとのこと。

そこで妻が「SNSで自分のイラストを毎日発信したらどう?なにかビジネスにつながるかもよ?」と妻が提案したそうですが、「面倒くさい。」と一発返答。

妻は
「あんなにイラストが上手なのにもったいないよね。羨ましいよ。お金もかからないし、そんな時間を取るわけでもないし、SNSで発信するだけなら手軽に始められると思うんだけどなあ~。」と僕に話しをしてくれました。

聞いていて、思い出したのが「コンフォートゾーン」という言葉でした。


経済的には困っているもの、その方は今の状態が「コンフォートゾーン」であり、(失礼ながら)当人には心地良い環境なのだろうと思いました。

この「コンフォートゾーン」を抜け出そうとするときには、同時に元に戻そうとする強い力が働きます。これを恒常性維持(ホメオスタシス)というそうです。たいていの場合、この力に阻まれて「コンフォートゾーン」から抜け出すことを難しくさせています。

恒常性維持は、生命を守るために必要な機能ではありますが、直接生命の危機に関連しなくても、変化することを拒否する方向に働くようになっています。

また、コンフォートゾーンに留まるためは、人間は創造的な力を発揮するそうです。
「面倒くさい」という発言もそうなのですが、おそらく更に聞いてみると「できない」理由をたくさん上げることができると思います。つまりは、コンフォートゾーンに留まりたい、維持したいという力は、それだけ強いということです。

すみません。今回の場合は、体調が安定していない、とも聞いているので、それが「できない」最大の原因ではあるかと思いますが・・・。


そんなことを言っている僕ですが、同じように「コンフォートゾーン」を維持しようとする力はちょいちょい発動されます。

例えば、妻に何か進められても、言い訳をして断る、ということが思い浮かびます。単純に面倒だとか、気乗りがしないということをクリエイティブな思考を働かせて、それなりの言い訳を思いついたりするわけです。

仕事でもあります。
気乗りのしない提案や依頼をされたときに、それなりの理由をつけてお断りする、という形で発動したりします。

基本的に人間は「変わりたくない生きもの」というのが僕の持論です。


とは思いますが、
「ここって僕のコンフォートゾーンなんだな。」とか。
「恒常性維持(ホメオスタシス)が働いている。」とか。

意識にあげるだけでも、少し冷静に対処できるのではないかと思っています。言葉を知ることで意識に上げることができるわけです。

そして、多少気乗りがしないときでも
同じクリエイティブな思考を使って「コンフォートゾーンから抜け出す理由」も同時に考えてスマートな判断をしたいと思います。

その方が少し人生楽しそうな気もしますので。


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