かつてソシャゲで時間を無駄にしまくっていた僕がソシャゲ中毒から抜け出すまで
昔の僕に何か言うなら「ゲームは一日一時間」と言うかもしれません。
そのくらい昔の僕はゲームだけをして一日を過ごしていました。
モンストとかパズドラが全盛期の頃って何年くらいでしたっけね。
覚えてないですが、その頃が僕のソシャゲ全盛期です。
時間なんて無限にあるぜヒャッハー!な状態で深夜までクエストを周回して、同じモンスターを99体集めて運極(今思えば苦行過ぎる)を作ってヒャッハーしてたわけです。
その頃はもうゲームをやめる気なんて一切なかったですし、集めたモンスターが無駄になるとも少しも思っていなかったのでせっせと仕事のように脳死で周回をしていました。
多分あの状態が続いていたら僕の人生の半分くらいはソシャゲに捧げていたと思います。
ただ、今は何とか真人間に戻ったので、僕がどうやってソシャゲ、スマホゲーから抜け出したのかを書いていきます。
まずソシャゲの何があかんのか
僕はゲームはゲームでも据え置き機ならいい派です。
というか今でもソシャゲもたまにやります。ゲーム自体からは全く離れていません。
ただ、同じソシャゲを続けて、毎日何かを集めたりスタミナを消費したりすることは無くなりました。
まず、僕はソシャゲの何がいけないと思うかと言うと、ソシャゲは惰性でできてしまうところです。
ゲームには普通ゴールがありますよね。
クリアというゴールを目指している間、僕達は夢中になってゲームをします。
しかしほとんどのソシャゲにはゴールがないです。あったとしてもそれは偽のゴールで、後にゴールが延長され、それが繰り返されます。
何故かというと、ソシャゲは続けてもらうことを目的に作られているから。
ゴールまで夢中で遊んでもらうことじゃなく、惰性でもいいから続けてもらうことを目的に作られています。
そのためにソシャゲの制作者は様々な罠を仕掛けてきます。
ログインボーナスやらスタミナ制やら限定クエストやら。いかがわしい機能が盛りだくさんです。
ゲームでも他のことでも、一番ハードルが高いのは最初に手をつけることだと言われています。
勉強面倒くさ、と思っても一度手をつけたら意外とできますし、大人になるとゲームをするのが面倒くさくなる、というのも、ゲーム自体は楽しくてもゲームを起動するのが億劫になるわけです。
そこをまずソシャゲは、ログインボーナスという罠を使って僕達を奈落へ引き摺り込みます。
ログインくらい、と思うなら甘いとしか言いようがありません。
ログインさえさせればあとは運営の手のひらの上。「スタミナ消費しとくか……」「限定クエストもう少しで終わっちゃうな……」と想定以上の時間が持っていかれます。
ゲームは学校から帰った子供のように「やりたいやりたい!」という気分でやるから楽しいんですよ。
やりたい、と思って始めていない時点で僕にとっては趣味として論外です。
さらに、ソシャゲはゲームがどんどん簡単になっていった結果、ほとんどながらでできるようになってしまいました。
二つのことを同時にやると、マルチタスクと言って脳が超スピードで疲れていきます(同時にやれているように見えて、実は高速で意識を切り替えまくっているだけ、という罠)。
シングルタスクなら、ゲームに没頭することもできますが、ながらではそれは不可能。
惰性な上にマルチタスク。
これが、僕がソシャゲはアカンと思う理由です。
ソシャゲからどうやって抜け出すのか
先ほど言った通り、僕はゲーム大好きです。
今もゲームはしますし、ソシャゲもたまにします。
それもやめようと思えばやめられますが、完全にやめないのは、没頭できるならオッケーと思っているからです。
没頭できる趣味は貴重ですし、無駄な時間だとは思いません。シングルタスクで没頭している間は無駄に脳のエネルギーも使いませんし(疲れそうなものなのにね)。
なので、僕が抜け出す方法を教えるのはマルチタスクのダラダラながらソシャゲの話です。
あの楽しんでもいないし没頭してもいない無駄な時間をなくすための話をします。
凄く簡単な対策を教えると、ソシャゲはデータが消えればやめられます。
ゲーム自体が楽しいなら別ですが、何かを集めたり積み上げていくゲームはそれがなくなればやるモチベーションがなくなります。
しかし、これは凄く簡単なものの実践するのは不可能に近かったりします。
ソシャゲ脳の人間にとってデータは命。自分で命にトドメを刺せる人間ならそもそも困りゃあしないのです。
ということで、僕が提案するのは「アプリのアンインストール」です。
同じやん、とツッコミを入れた人のために説明すると、大体のソシャゲはデータ復元の機能がついているため同じではないのです(最近のゲームはデータ復元が楽で便利)。
つまり、データを復元できる設定をしてからアンインストールすることで、データはいつでも復元できるけど、スマホにアプリはない、という状況を作ることができるのです。
データがあるなら復元しちゃうじゃん、と思うかもしれませんが、復元できるけど、面倒くさいことが大切なのです。
さっきも書いた通り、人間は最初に始めるところが一番難しかったりします。
アプリがスマホに入った状態ならワンタップでゲーム開始。
しかし、スマホにない状態ならまずインストールから始めて、データをダウンロードして、と手間がかかります。
習慣にしたいことは始めるまでの手間を減らす、逆にやめたいことは始めるまでの手間を増やす、というのは心理学界の偉い人達が見つけた鉄則。
これに則って、データは消したくない、というソシャゲ脳な自分の意志を尊重しつつ、最大限手間を増やすことで、面倒くささを増やしていくのです。
アンインストール生活を始めると
やり始めるとわかると思いますが、最初のうちはやりたい気持ちが勝り、一日経てばまたログインボーナス目当てにインストールします。
でもそれでいいのです。「計画通り」と呟いてください。
やりたくなってインストールした後、一通りやって満足したらアンインストールしてください。
「あーやっちゃったよー」なんてことを思う必要は全くないです。淡々と「満足したからアンインストール」「やりたくなったからインストール」を繰り返すのです。
最初の方はアンインストールし忘れることもあると思いますが、気づいた時にやれば何の問題もなし。
そうしてアンインストールマンになると、アプリをアンインストールした時、いつもより自由な時間ができることに気づくと思います。
いつもならスマホを開いて、何となくゲームを開く時にゲームがない。ただ、別にインストールするほどじゃない。
こういう時間ができ始めると、違うことに使える時間が徐々に増えていきます。
アプリがあると、こういう隙間時間は全部ゲームに持っていかれますからね。
そういう時間があると実感できるようになると、新しいことを始められたりして、新しい趣味に目覚めたりできるかもしれません。
そして、その「ゲームがやりたい!」という気分になった時だけやることで、わりとソシャゲのゲーム部分が楽しめるようになったりして。
楽しめるようになったらダメじゃん、と思うかもしれませんが、まあ楽しいものはいつか飽きるのでいいんですよ。楽しめる間に楽しんでおけば。
今までの楽しくないのに惰性でやってた時間に比べればだいぶマシです。
そうしてアンインストール生活を長い間続けると、そのうちログインボーナスにこだわりがなくなってきます。
最初のうちはログインボーナスが勿体無いので、アンインストールすると言いつつ毎日インストールしてプレイする、ということになりがちなんですが、いつか飽きがきて「やらなくていいかな」という日がやってきます。
そうしてログインボーナスがどうでもよくなり、やりたくなる間隔が伸びていき、いつかソシャゲを卒業することができます。
卒業すると言っても、データは残ってるのでいつでもできるんですけどね。
僕も少し前にやってたプロスピAのリアルタイム対戦がたまにやりたくなってインストールします。
しばらくやってないと選手がクソ弱になってて萎えるんですが。まあ野球ゲームはスマホ操作の方が面白かったりするので楽しいんですよね。
ただ、またすぐアンインストールするので、やりたい時だけ好きにやるというこの距離感が、僕には凄く心地よかったりします。
ログインボーナスやスタミナが頭の隅にあると、他のことに集中できなくなってしまうので。ゲームがないスマホはとても快適です。
ということで、スマホゲーやめれねんだわ、って人も、とりあえずアプリだけはスマホにない状態にしてみては? という提案でした。
スマホゲーの中にはゲーム自体が面白いものも多いんですが、いかんせん無駄になる時間が多すぎるのでね。
自分で規制した方が素敵なスマホゲーライフを送れると思います。
では。ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。
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