見出し画像

障害者高等技術専門校に見学に行きました!

こんにちは。
特別支援学校の先生のしんちゃんです。

障害者が通う高等技術専門学校があるのをご存知ですか?

僕も特別支援学校の先生になる前は、全くもって知りませんでした。

今回は、全国に数少ない
障害者だけが通う高等技術専門校に見学に行き、知り得た情報をお伝えしていきます!

YouTube動画もアップしていますが、
動画にない内容もお伝えしていきます。




障害者高等技術専門校の目的

通称『技専』は、障害者の働くスキルを育成することを目的とした学校です。

障害があるとしても、会社や作業所などの現場で活躍できる人材育成を図っています。


全国の設定数

技専は国立と県立に分かれています。
厚生労働省の調べによると、全国に20校あります。(2023年時点)

高等技術専門校は、厚生労働省の所管であるのに対し、専門学校は文部科学省の所管です。


入学者の条件

私が見学した先の技専は...

・中学校を卒業していること
・療育手帳や精神障害者手帳を持っていること
・ハローワークに登録していること
・中学校卒業レベルの国語、数学(試験有り)

入学者の条件は、自治体の技専によって異なる点もありますので、あくまで一例です。



学習カリキュラム

見学した先の技専のカリキュラムになります。
働くスキルを育成するといっただけあり、かなり本格的でビックリしました。

①PCビジネスコース
WordやExcel、PowerPointが基礎レベルまで達成できるよう練習をします。
例えば、パソコン入力検定ほどのスキル育成を目指していました。


②Photoデザインコース
写真の編集やイラストを描くコースになります。
ソフトは、AdobeのPhotoshopとIllustratorを使っていました。

私もAdobeソフトを使いますが、繰り返し練習しないと覚えられないです...泣

それでも毎日、繰り返し練習をすることでスキルアップし、お客様の指示に従ってコンテンツを作っていきます。


③木工作業コース
特別支援学校の作業学習にもあるような、木材で椅子や机などを作っていました。

【使用する機材】

・電動ノコギリ
・電動スライサー
・電動サンダー
・クランプやフック

機材は危険を伴うため、かなりの安全意識と管理が必要な様子ではありました。

まとめ

見学をした感想として...

障害者の自立

これを1番大切だと感じました。
学校内には企業の求人票がいくつも貼られていました。
これを学生が自分で確認して、応募も自分で行うそうです。

特別支援学校教諭として、担任している子どもの自立も考えさせられる経験でした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?