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会社での朝のルーティーン:燕三条の町工場の一例

毎朝、会社に来ると10分から15分くらいかけて掃除をします。
月水金は事務所、火木は現場。
毎日同じタイミングで掃除をしていると、その日によって加工している製品が異なっていたり、担当者ごとの持ち場が混んでいたり空いていたりといったことが、肌感覚で伝わってきます。
また、自分で掃除していると汚れているところが気になるようになります。長時間にわたって掃除をするわけではないですが、朝の限られた時間の中でもできることはあるわけで、少しでも現場で作業するスタッフが働きやすいようになればと思います。

会社に入ったころ、創業者である父が毎朝現場をモップ掛けしていました。その頃は、何で社長が掃除しているのだろう?と思っていたのですが、月日が経って自分が掃除をする立場になってみると、何となくその頃の父の気持ちが分かるような気がします。
社長になるとだんだん社員から気を使われて、なかなか世間話をする機会が持てません。ましてや自分と一回りも二回りの社員にとって、社長はちょっと身構える存在なのかもしれません。
掃除している間だと、あいさつしやすかったり、ちょっとした世間話をする機会があったりします。本来であればもっと積極的にスタッフとコミュニケーションをとればよいのでしょうが、相手にとっては上司なわけで、作業中むやみに声をかけて手を止めさせるわけにもいきません。何気ないスキンシップが大切なのですが、どこでそのような機会を持つかは、会社の経営だけでなく、プライベートな時間でもその必要を感じることがあります。

サーバントマネジメントという言葉を以前、やたらとビジネス書を読んでいたころに目にしました。目上の者が積極的に掃除や整理整頓を心がけることで、組織力アップを狙うというもの。事例としてその時は、京都大学のあるスポーツ部が取り上げられていました。体育会系の部活だとどうしても上下関係が厳しくなりがちです。そのような環境の中で、上級生が積極的に掃除や整理整頓を行うことで、部室や練習場所が清潔に保たれる。ひいては信頼関係のアップにつながり団結力も生まれるというもの。
その記事を読んだ頃は、まあできることからやってみよう。ということで、朝の掃除を始めてみました。負荷の無い範囲で。
やってみると、今まで見えてなかったところが見えたり、仕事に取り組むにあたってメリハリがついたりしました。

以上、朝の時間の大切さについてお伝えしました。
朝の時間を有効に使うことで、一日の達成感や充実感を得ることができます。朝の時間を大事にし、積極的に行動することで、より充実した人生を送ることができるでしょう。

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