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「憲法無効論」と橋爪大三郎「日本のカルトと自民党」

カルト問題について勉強する上で、橋爪大三郎の「日本のカルトと自民党」を買い求めて読んでみました。

統一協会が伝統的なキリスト教と違うことを強調し、真のカルトだとしていますが、それは橋爪氏の宗教感覚の裏返しに過ぎないんじゃないかなと思って読んでいると、谷口雅春師の生長の家に触れた箇所がありました。 

そこで「憲法復元」という生長の家の信仰について触れている箇所がありました。このMLにも、「憲法復元」論を頑なに主張しておられる方々がおられます。「憲法復元論」に法理論もどきの似非法学を纏わせたものが「憲法無効論」でした。 

憲法学に照らし、あるいは、法律の基礎に鑑み、かつ、実際の憲法制定過程に照らし、それが客観的にみていかに根拠に乏しい法理かということを論じてきましたが、「暖簾に腕押し」で虚しさを感じていましたが、生長の家の谷口雅春師の思い付きに由来する超主観的な信仰であることを知り、合点がいきました。

僕は、宗教的信仰と法理を戦わせていたんだということに気づきました。
なんと、無意味なことを。それでも、おかげで日本国憲法の成立過程や、国体の護持ついて真剣に勉強させていただきました。そろそろ、その成果を世に問う時期にきたように思います。それをもって良しとしましょう。 
(R5/4/13  MLへの投稿から)

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