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 ちょっと、一服  タッチ バイ タッチ


 ボクの妹は料理が得意です。
小学生の頃から、任せといてと腕をふるい料理を作っていても、まわりに物は散らばっていて、ほらほら、しょうがねえな状態。
でもやっていくうちに、段々上手になっていきました。

ビートルズも楽譜を正しく読んで歌うのじゃなくて、まず気持ちがこもったままをシャウトして、感情を曲作りにしました。

そういうわけじゃないけど、二十歳にもなったら教科書に載っているような作家の評論ばかりしていたら、政治家や悪口でなくて、お仕事でサラリーをもらっている教育者の思うツボです。
なんでもいいから我をだして創作してみたらどうでしょう、後で振りかえって恥ずかしいぐらいがちょうどいいです。

俳優の人もよく若い頃の演技を見て、とても恥ずかしく凝視できなくて、でもそんなときがなければ大成しないようです。
いつまでも傍観者では人生は面白くありません。

誰もランボーとかラディゲにはなれないけど、自分じしんにはなれます。

 touch by touch

 「素朴さがいいな」

 「うん、なるほどね」

 「・・・」

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