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【北海道で注文住宅】ハウスメーカー・工務店選び

無事、土地の売買契約が完了したので、これから一戸建ての設計へとコマを進めていきます。(売買契約は超スムーズに進みましたので、お金周りのことは今後、別の記事にまとめたいと思います)


注文住宅をどこに依頼するか

夢のマイホーム。きっと人生で最初で最後の買い物になるので、大きな失敗は避けたいものです。

注文住宅の依頼先は、大きく分けると「ハウスメーカー」「工務店」「設計事務所」の3パターンあるみたいです。

僕たちが業者を探す上で一番大切にしたポイントは「機能性」と「デザイン性」の両立です。

機能性

北海道の中でも、特に冬場の気温が低い十勝は、マイナス20℃の極寒の地です。東京でぬくぬくと暮らしている僕たちにとっては、「寒さ」だけはきっと想像以上のものだと思うので、長い冬の期間、家の中は、ポカポカにしておくことは超重要です。

北海道の新築戸建てのおよそ70%は、ガスや灯油を使ったセントラルヒーティングを導入しているみたいで、これは不凍液という液体を温めて、配管を通して、家中に送り届けることで、外が寒くても、家の中はポカポカな状態を作り出すことができる装置です。(これはMUSTな設備)

セントラルヒーティングで温めた熱を、いかに外の寒さに奪われないようにするかも大切で、それが「断熱性能」と「気密性能」です。

厚い壁に高性能な「グラスウールの断熱材」をたっぷりと入れ、窓ガラスには「トリプルガラス」を設置し、壁・床・屋根の6面体構造で強固で隙間のない家を造る「2×4(ツーバイフォー)」という工法を用いる等、北海道特有の気候にあわせた住宅の建築ができる業者を選ぶ必要がありそうです。

デザイン性

僕たちは、時々、東京の高級住宅街へ出向き「この家のデザイン、超モダンで好きだな~」とか、「すごいお屋敷!誰が住んでるんだろう…」とか言いながら、散歩をすることがあります。(変な趣味ですよね…)

例えば、港区の青山、渋谷区の松濤、目黒区の青葉台などには、それはそれは一戸建てとは思えないようなスケールの高級住宅がズラリと立ち並んでいます。

当然僕たちがこんな家を建てられるわけないのですが、ほんの少しでも、エッセンスを取り入れられたらな~なんて考えています。

好みのデザインは、外観は四角いスクエア型で、グレーやネイビーを基調とした色味でモダンな雰囲気がありつつも、アクセントに木や石などを使ってナチュラルさも演出された、どこか都会的でありながらも自然になじむ「ナチュラルアーバンモダン」な家を理想としています。

機能性とデザイン性を両立した工務店を見つけた

いわゆる大手のハウスメーカーは、全国で施工実績があり、アフターフォローもしっかりしているので魅力的ではあるのですが、その分、とても値段が高いため、無理そう…。

デザインだけで考えれば、東京にいる設計事務所に依頼するのも、一つの手。だけど、これもコスパで考えたら、高くつくし、性能面では少し不安があります…。

となると、残された選択肢はただ一つ。工務店に依頼する方法。

僕たちが重要視している「機能性とデザイン性の両立」。
探してみると、正直、十勝の工務店の多くは「機能性」には力をいれているところがほとんどです。(なぜなら、寒い家には誰も住みたくないから…)

一方で、デザイン性という点は、三角屋根の和風なデザイン、ヨーロッパにありそうなエレガントなデザイン、いかにも避暑地にありそうなログハウスなどなど、工務店によって得意としているデザインが分かれる感じでした。

工務店の中には、設計は設計事務所に外注してやっているところもありました。

十勝の工務店をネットで探していた時に偶然見つけた工務店の施工事例を見てみると、「お!どの家もモダンでいい感じ!これなんて、まさにナチュラルアーバンモダンだ!」と感じる工務店を発見しました。

その工務店のホームページやブログの隅々を読んでみると、デザインだけでなく、住宅性能にも力を入れていて、ここなら、安心して依頼ができそうと思い、即決即断の僕たちは、アポを取って、土地の売買契約を済ませた後に、相談してみることにしました。

十勝の注文住宅の建築相場は、なんと坪単価80万円を超えている

前日に土地の売買契約を済ませた僕たちは、うきうきな気分で、工務店に相談しに行きました。穴があくほどホームページやブログを読み込んできた僕にとっては、初対面ではないような気持ちでしたが、ページ上からも伝わってきた通り、工務店の社長さんや若手の担当の方も、とてもいいひとたちで「この人たちなら、安心して依頼できそうだな~」と感じました。

初回の打ち合わせでどこまで相談すればいいのかわからなかったのですが、要望をまとめたリストを先方に共有しながら、デザインや部屋の個数、大きさなどの要望を伝えました。細かいことはリストに大量に書いたので、きっと確認してくれるはず…。(汗)

そして、打ち合わせの終盤で大切なお金の話を…。
僕たちからは、予算として考えている金額を伝えたところ、「その金額だと、もっと狭くしないと厳しいかもしれないですね…。今、うちだと坪単価が80万円~90万円くらいが平均になってきています」と。

ハウスメーカーだと坪単価100万円超えと思っていましたが、値上げの波は工務店にも押し寄せてきているみたいで、数年前に比べて、坪単価が20万円~30万円くらいあがっているようです。

特に、木材価格の高騰(ウッドショック)や職人さん不足などは深刻のようなのです。また、北海道の家は、セントラルヒーティングを入れたり、トリプルガラスを入れるなど、東京の家には必要のない設備も導入する必要があることから、どうしても、単価が上がってしまうそうです…。(そりゃ、そうだよね~…。)

正直、僕たちが想定していた金額が甘々ではあったのですが、ここで引き下がって、別の工務店に依頼して、性能もデザインも低い家は建てたくないので、「坪単価については、わかりました。お金はなんとか捻出したいと思います。お金をかけるところと、かけないところのメリハリをつけるかたちで、どうかご提案をよろしくお願いします。」と言って、終始なごやかなムードのまま打ち合わせを終えました。

正直「坪70万円くらいで建てられるかな~」なんて思っていましたが、北海道をドライブしていると、東京のサイズ感とは比べ物にならないくらいの大きな家が普通にあるので、多少お金がかかってしまうのは、しょうがないと腹をくくり、「家のために、少しでもお金貯めよ~ね~!」と二人で言いながら、東京へ帰りました。

家を建てるのは、やっぱり大変で、工務店から上がってくる見積りを見るのがちょっと怖いですが、9月~10月にはプランのたたき台ができるみたいなので、どんな家になるのか、今から楽しみにしています♪

やっぱり、家づくりって楽しいですね。(財布の紐が緩くなるのもわかります…。こういうのって、結局、想定より高くなるんですよね…笑)

あ、ちなみに、打ち合わせした工務店にも、最初に「僕たちパートナー同士です」と伝えましたが、「そうなんですね^^」と、いい意味で何事もなく受け入れてもらえました。(こういう対応は地味にうれしかったです♪)

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