見出し画像

高津監督の村上選手を2番起用する『決断』が功を奏したスワローズの逆転勝利

改めて「にほんブログ村」に登録したのでクリックいただけると幸いです。

高津監督は一軍監督に就任した2020年以降、村上選手を4番打者で起用し続けてきた。高津監督の野球感では、チームの中心である村上選手の4番起用は譲れないという方針を貫いていた。


だが、今日のベイスターズ戦のスタメン表には村上選手の名前が2番目に記されていた。一般的にはチーム成績が振るわない時に打線のテコ入れが為されることが多いが、高津監督は就任初年度に5位とも二桁ゲーム差離されて最下位となった年でさえ、村上選手を4番で起用し続けた。


自分はNPBの4番打者の理想像的なイメージがある王貞治選手でさえ3番で起用されていた時期をリアルタイムで観ていたこともあり、4番打者最強論者ではない。MLBでは大谷選手やジャッジ選手が4番打者以外で起用されているように、4番打者最強論は現代野球のトレンドとは言い難い。


それでも、高津監督が村上選手を2番打者で起用したのは、自身の理想とは異なる起用法であり大きな『決断』だったのではないかと思う。そして、結果的に繋がらなかった打線が繋がって逆転したのだから、村上選手を2番打者で起用する『決断』はプラスに働いた。村上選手の2番起用は、チーム内にもこのままではいけないという危機感めいたものを醸し出したと思う。

ここから先は

2,237字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?