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自分の感じる「よい」を起点に。国立市を舞台に活動する「ACKT」特集!(「Artpoint Letter」2023年11月号より)

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こんにちは。吐く息が白くなり、朝夕の冷え込みが身に染みる季節となってきましたね。今月のArtpoint Letterでは、インタビューやレポート記事公開のおしらせ、イベント開催情報などをご紹介します。

自分の信じる「よい」を起点に。一人のデザイナーがまちに出る理由

撮影: 池田宏

現在、国立市で実施しているアートプロジェクト「ACKT(アクト/アートセンタークニタチ)」(以下、ACKT)のディレクターを務める丸山晶崇さん。グラフィック・デザイナーであり、もともと都心で働いていた丸山さんは、国立市内で古民家をリノベーションしたシェアスペースを立ち上げたり、ものづくり仲間と市内回遊型のアートプログラムを運営するなど、まちを舞台に活動してきました。

2021年度にはじまったACKTでは、コロナ禍という難しい状況もありながら手探りで取り組みを続け、最近では新しい拠点を借りるなど、「やっとはじまった感覚」をもつまでになったと言います。

デザイナーとして、自分の感じる「よい」を起点に、責任感のある仕事をしたいと語る丸山さん。ACKTの活動も、その考えの上にあるものです。
一人のデザイナーがまちに出て、行政とかかわることで見えてきたものとは何なのか、活動の現在地をたどります。

【今月のおすすめ情報】

[12/17開催]Artpoint Meeting #14「わたしたちの“拠点”をつくる:ひらきかたとつづけかた」|東京アートポイント計画

アートプロジェクトにおける拠点のひらきかたとつづけかたをテーマに、地域で拠点づくりに携わる三富章恵さん(NPO法人アーツセンターあきた)、飯島知代さん(一般社団法人シマクラス神津島)、下田展久さん(C.A.P.[芸術と計画会議])をお迎えし、ともに議論を深めます。

[記事公開]上映会『ラジオ下神白―あのとき あのまちの音楽から いまここへ』レポート|ACKT(アクト/アートセンタークニタチ)

国立市の施設「矢川プラス」を会場に、アートプロジェクトの可能性に触れるラーニングプログラムとして映画『ラジオ下神白』の上映会を開催。アフタートークに文化活動家のアサダワタルさんが登壇し、プロジェクトの進め方や考え方について共有しました。
≫レポートはこちら

[12/24開催]アーティスト・プログラム in 神津島/武徹太郎(馬喰町バンド)『くると冬まつり 2023』|HAPPY TURN/神津島

「馬喰町バンド」のリーダーである武徹太郎さんを招き、みんなで楽しめるお祭りを開催!1週間かけて楽器や踊りをつくり、お祭りの準備を行います。本番は、拠点「くると」を飛び出し「まっちゃーれセンター」で実施します。コアメンバー&プログラムスタッフも募集中!
≫詳細はこちら

[記事公開]【公開ミーティング】「藝とスタジオのひらきかたを考える『言語を超え他者と出会う』」実施レポート|ファンタジア!ファンタジア!―生き方がかたちになったまち―

拠点である「藝とスタジオ」にめとてラボのメンバーを招き、協働して実施したイベントのレポートを公開しました。イベント中の様子や実施後の振り返りから得た気づきを、スタッフの視点から記しています。

【今月のおすすめコンテンツ】

映像プログラム「応答するアートプロジェクト
|ケーススタディ・ファイル」

Photo: Chihiro Minato

「新たな航路を切り開く」シリーズは、2011年以降に生まれたアートプロジェクトと、それらをとりまく社会状況を振り返りながら、これからの時代に応答するアートプロジェクトのかたちを考えるプロジェクトです。

その一つ、「応答するアートプロジェクト|ケーススタディ・ファイル」は、2011年以降に生まれた多様なアートプロジェクトを取り上げ、どのように発生し、続いてきたのかを実践者が語る映像プログラム。
この度、今年度公開するすべての映像が出そろいました!

2023年度は上田假奈代さん、山岸清之進さん、アートユニット小森はるか+瀬尾夏美平野真弓さん、木版画アート・コレクティヴのA3BCをゲストにお迎えし、お話を伺っています。
一つひとつのアートプロジェクトを詳細に見ていくことで、社会状況とアートプロジェクトとの連関を捉えます。
ぜひご覧ください。

最後まで「Artpoint Letter」を読んでいただき、ありがとうございます。 「Artpoint Letter」では、もりだくさんのプログラム情報はもちろん、様々なまちのアートプロジェクトの舞台裏や、プログラムオフィサー視点の読み物などをお届けしています。 東京アートポイント計画の活動や、都内各地のアートプロジェクト、プログラムオフィサーの仕事に関心のある方におすすめです。購読を希望される方は、申込みフォームよりメールアドレスをご登録ください。(登録無料)