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命の湯らめき

温泉のたゆたいに光が反射して、 炎のように燃え上がり、 湯けむりのように沸き立つ。 人が湯に入って初めて 湯が揺れて、躍動する。 まさに「命の湯らめき」

別府にある末広温泉は管理者の高齢化や利用者の減少などにより、 温泉の営業を諦めていた。 2021年4月1日からようやく地域の若い人達の想いと頑張りのおかげで再開することになった。

オープン前の2021年3月27日。 無料開放日にこの映像は撮影された。 
(映像はこちら↓)

地域の人々の想いがそのまま宿ったように、再開を喜ぶ温泉の妖精のように、画家である大平由香理さんが描いた鶴見岳の山の底から温泉のように湧き出る光。湯と光のこの幻想的なダンスは決して人の手では作り出せない。(ちなみに加工など一切していません)あるがままの自然の神秘は何度見ても鳥肌が立ちます。別府市のホームページの解説によると、まさにその鶴見岳の地下で温泉が作られていることが分かります。

別府湾一帯から、九重・阿蘇を経て島原半島を含む広大な地域は、地盤が沈む地溝帯で、この地溝を中心に約3万年前に活性化した火山活動は地熱温泉活動をもたらしました。
この火山活動により別府の地形には、二つの大きな断層が生じています。
この断層と鶴見岳やガラン岳の火山活動が影響しあい、地下のマグマからの熱が噴出した高温高圧の「熱水だまり」が地下数千メートルの所にできます。
地下に浸透した雨水は、マグマの熱で温められた「熱水だまり」にふれ、再び地表に噴き出す途中、さまざまな成分を取り込み、温泉水となります。

別府市のホームページより

この時期、春の夕方に窓から差し込む光の角度で現れる不思議な現象。つまり、この時期にこの末広温泉でしか見ることが出来ません。なんだか、不思議なエネルギーが宿る末広温泉。僕も実家が近所なのでよく入りに行く温泉です。

末広温泉の住所が末広町4-20。
撮影したのが午後4時20分。
撮影した僕の誕生日は4月20日。
そんな僕が企画する別府温泉ルートハチハチで
ようやく末広温泉を紹介することが出来ます。
是非、ご覧になってみてください。

2022.7.1 東京神父
末広温泉「SUEHIROGARI」


東京神父 写真家。1978年4月20日生まれ。 別府出身、自由が丘在住。