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ちいさこべえ 望月ミネタロウ

どんなに時代が変わっても人に大切なものは、
人情と意地だぜ。


最近、立ち食いそばにハマっているタケウチです!

今回の記事もマンガ紹介です!
どんなマンガか言われると難しいですね
一言でいうと波瀾万丈な物語です!
あとは登場人物の仕草や行動が文字がなくても伝わってくるのが特徴で、繊細なタッチの絵がとても美しいですね

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マンガ紹介

さて、今回紹介するマンガは「ちいさこべえ 望月ミネタロウ」です!
このマンガは全4巻完結。小説の「ちいさこべえ 山本周五郎」の作品をマンガとして現代版にリメイクしたものです!
主人公茂次「人情と意地」とは無縁そうな彼が火事によって両親や店をなくしてしまい、若棟梁として家業を継ぐ。誰の力も借りずに、大留(会社名)を立て直そうとする物語です。
そして、火事の影響で仕事に忙しい主人公を支えるためにお手伝いのりつがやってくる。
彼女も主人公と同じく、意地っ張りで頑固な性格で、火事によって児童施設も焼けてしまい、そこで過ごしていた子供たちも引き連れてやってくるりつ。子供たちの面倒見ながら、主人公を支える彼女はまだ二十歳。荷が重い彼女がもらす心の声がこのマンガのストリーを面白くしていく。
子供たちもまたファンキーな奴らで、可愛げのない奴ら。それもマンガ見所です。
ちょっと面白そうと思いましたか?
ぜひ、読んでみてください。

ちいさこべえとは?
ある天皇がすがるという部下に「」を集めてこいと命令したらしい。
天皇のいう「」とは昔で言うと蚕のことであった。しかし、すがるはではなく、子供たちを集めてきてしまったのである。そこから、すがるは天皇から「ちいさこべえのすがる」と呼ばれるようになった。
このストーリーにはまだもう少し物語がありますが、それはマンガで紹介されているので、知りたい方はぜひマンガを読んでいただきたいです。

感想

このマンガを読んだキッカケはなんと言っても1巻目の表紙が気になったからです!いわゆるジャケ買いならぬ、ジャケ読みです。
誰しもがこのマンガの表紙を見ると気になるのではないかと思います!

僕がこのマンガの中で好きなシーンをご紹介します。ネタバレ注意!!!

両親が火事で亡くなったが、お葬式をしなかった理由を述べているシーン

主人公の虎次が、家業を継ぐことは小さい頃から決定事項のようなものであった。だから、いろんな外の世界を見たかったと彼はマンガで述べていた。

しかし、突然両親がなくなり、棟梁として大留の再建を任される。不安でいっぱいであったようだ。そんな時に主人公が述べた言葉をご紹介します。

俺がこの「大留」を立て直すまでは二人が死んだことを認めたくねぇんだ
二人にはまだ生きていて見守ってほしいんだ。

主人公の意地が見えたシーンではないかと思います。

身なりが身なりなので自由で頑固で、自分の意思が強そうな彼が初めて弱い部分を見せたシーンでもあり、誰よりも大留の再建を願っているシーンであったと思う。

もう一つ、虎次の好きなところをご紹介します。

虎次は登場人物の言動や行動、表情に敏感で無骨ながらも心配したり、話し合いを切り出したり、家族を侮辱されたら反論したり、虎次の繊細なところが垣間見えるシーンが何度もあります。

先ほどから身なりと何度も述べているが、変な奴そうですが、マジでいい奴でそんな虎次の思いやり(人情)があることろは個人的に大好きですね。

ぜひぜひ読んでみてください

おわり

タケウチ

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