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2022年に読んで面白かった洋書(ファンタジー、SF、ノンフィクション)

2022年に読んで面白かった本のまとめです。2021年版はこちら

去年までは小説と漫画を除外してたんですが、2022年は英語の本(ほぼ小説)ばかり読んでいたため、逆に小説メインでまとめることにしました。すべてKindle版です。

面白い本はたくさんあったけど全部載せると長くなるので、特に印象に残っているりすぐりの本だけをどうぞ。

  • ページ数…自分が買ったバージョンのものを記載

  • 初版の年、ジャンル…Goodreadsのデータを記載

※英語の本は値段が変わりやすいので留意してください。


ファンタジー小説

Fonda Lee『Jade War』

翡翠の超能力を使って戦うマフィアの抗争の物語。The Green Bone Sagaシリーズの2巻。

609ページ、2019年初版
ジャンル:Urban Fantasy / Crime / Science Fiction

※Kindle版にページ番号が埋め込まれていなかったので、かわりにAmazonの商品詳細に載っているページ数を記載。

Fonda Lee『Jade Legacy』

多くの登場人物を失いながらも、長い抗争がついに終結。The Green Bone Sagaシリーズの3巻(完結)

717ページ、2021年初版
ジャンル:Urban Fantasy / Crime / Science Fiction

Jasper Fforde『The Eye of Zoltar』

最強の魔法使いに因縁をつけられた主人公が宝物を探すお話。Last Dragonslayerシリーズの3巻。全4巻の中で3巻が1番好きだった。上はUS版、下はUK版で私はUK版を購入。

257ページ(UK版)、2014年初版
ジャンル:Fantasy / Young Adult / Humor / Adventure

Jen Williams『The Ninth Rain』

謎の敵に何度も襲われている異世界で、人々が敵の謎を探りながら起死回生を目指すお話。The Winnowing Flameシリーズの1巻。全3巻の中で1巻がもっとも印象に残っている。

414ページ、2017年初版
ジャンル:High Fantasy / Adult / Science Fiction Fantasy

Scott Lynch『The Lies of Locke Lamora』

天才詐欺師の少年が、仲間たちとともに嘘と知恵で危機に立ち向かうお話。Gentleman Bastardsシリーズの1巻。邦題『ロック・ラモーラの優雅なたくらみ』。上はUS版、下はUK版で私はUS版を購入。

723ページ(US版)、2006年初版
ジャンル:High Fantasy / Adventure / Mystery / Crime

Katherine Addison『The Goblin Emperor』

ゴブリンの母の血を引き、エルフの父から疎まれていた末の皇子が、突然新たな皇帝になってしまって奮闘するお話。邦題『エルフ皇帝の後継者』。

448ページ、2014年初版
ジャンル:High Fantasy / Steampunk

Katherine Addison『The Witness for the Dead』

死者の記憶を見る聖職者が殺人事件を調べるお話。『The Goblin Emperor』に出てきた脇役が主人公。The Cemeteries of Amaloシリーズの1巻。上はUS版、下はUK版で私はUK版を購入。

234ページ(UK版)、2021年初版
ジャンル:Fantasy / Mystery / Steampunk

Katherine Addison『The Grief of Stones』

主人公が殺人疑惑の調査を依頼され、そこから新たな事件に発展していくお話。The Cemeteries of Amaloシリーズの2巻。

249ページ、2022年初版
ジャンル:Fantasy / Mystery / Steampunk

SF小説

Liu Cixin『The Three-Body Problem』

中国の科学者たちを襲う不可解な事象のお話。刘慈欣(Liú Cíxīn)『三体(Sān tǐ)』の英訳版。邦題『三体』。上はUS版、下はUK版で私はUK版を購入。

399ページ(UK版)、2014年初版
ジャンル:Science Fiction / Fantasy

Andy Weir『Project Hail Mary』

主人公が記憶喪失の状態で目覚め、自分に課せられたミッションを少しずつ思い出して、実験や調査をくり返しながら乗り越えていくSF。邦題『プロジェクト・ヘイル・メアリー』。

481ページ、2021年初版
ジャンル:Science Fiction / Space / Fantasy

ノンフィクション

Alan Stern、David Grinspoon『Chasing New Horizons: Inside the Epic First Mission to Pluto』

冥王星へ飛んだ探査機ニュー・ホライズンズについて、中の人からの視点で書かれたノンフィクション。

297ページ、2018年初版
ジャンル:Nonfiction / Astronomy / History / Space

2022年の英語の本の記録

  • 読んだ本:36冊、1冊あたり平均398ページ

  • 途中で読むのをやめた本:2冊(Robin Hobb『Royal Assassin』、China Miéville『Un Lun Dun』)

  • 2回読んだ本:2冊(Katherine Addison『The Witness for the Dead』、『The Grief of Stones』)

今年読んだ本の一覧(Goodreadsで自動生成されるページより引用)

去年はまだ子ども向けの小説やYAを読んでたのに、今年は大人向けのファンタジーやSFを開拓してた。続ければ慣れるものですねぇ。

おかげでセール価格の中から面白そうな本を選んで買えるようになりました。お財布に優しくて助かる~! そのせいで何冊も積ん読しちゃってあとから必死で読むはめになってました。ゆっくり読書を楽しもうと思って英語の本を読み始めたはずなのに私は何をしているんだ?

ただ、安さで選ぶと失敗しがちなのも事実なので、セールに踊らされないよう、値段よりも相性を重視して本を選ぶように自分自身を戒めていきたいです……(名作だからといって自分の好みに合うとは限らない)

このあと読むつもりの本が900ページ以上あって(京極夏彦か?と思ったが続編は1200ページあるのでもっとやばい)、どうあがいても年内には読み終わらないので、2022年の読書の記録はこれにて締め切ります。

皆様もよいお年をおすごしください。

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