いりあす

〜介護福祉士〜 〜社会福祉主事(任用)〜 介護の仕事を始めて今年で30年になりました……

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〜介護福祉士〜 〜社会福祉主事(任用)〜 介護の仕事を始めて今年で30年になりました… 趣味のカメラと畑仕事で癒されています… フォローありがとうございます… 何もなければフォローバックさせていただきます… ただ関わりは少ないと思いますので、よろしくお願いします…

最近の記事

介護への道(介護のホンネ1)

介護職を30年勤めてきて、疲れたと言っても過言ではないです… ひっきりなしのおむつ交換、芋の子を洗うような入浴介助、機械のような食事介助… 特養時代は緊張で心が休まる日はなかったです… 結局ストレスで逆流性食道炎になってしまい、現在でも薬を飲んでいます… 特養を退職後は有料老人ホームから現在の小規模多機能型(日勤)→(夜勤専従)と変わってきましたが、そろそろ疲れてきたと言うのが本音です… 別に夜勤がどうこうではないのですが、父が要介護3、母が要介護1になり、在宅での介護負担が

    • 介護への道26

      介護の仕事は人間対人間ですので、機械化することは出来ません。 移動や移乗などはボード等を使うことも出来ますが、食事や排泄は人間がしなければなりません。 介護の仕事はヒューマンパワーで賄われているので、それに対する理解をしなければならないと感じます。 利用者の移乗動作もガタイのいい男性なら良いですが、小柄な女性だと無理をすることになり、結果としてケガをしたり、させたりすることにつながります。 無理な介護は肉体的にも精神的にも傷を負うようになってしまいます。 政府は介護への何らか

      • 介護への道25

        介護の専門性が言われていますが、介護福祉士も「名称独占」なので、現場では初任者研修でも仕事は進んでいます。 看護師は「業務独占」なので、看護師でしか医療行為ができないですね。 なぜ介護には曖昧な部分があるのでしょうか? 現場で働いているとわかって来ますが、利用者さんに対して「生活の場」を提供しているだけなので、別に「業務独占」にしなくてもいいわけです。 看護師は病院などで働いていますので、医療行為が中心になっていますので、それを実行するためには対応する資格が必要ということです

        • 介護への道24

          また久しぶりの投稿となりました… 仕事を辞めたいと思うのは、中途採用で仕事を経験してからばかりではなく、専門学校を卒業してからもあり得るということです… 特養時代に専門学校から実習に来た男子を担当していまして「就職したら頑張ります」と言っていたので、頑張って欲しいと思っていました… 夏休みの時期に地元のスーパーに行ったら、私の名前を呼ぶ声がして、声の方向を見ると実習に来ていた男子が野菜を売っていました… 介護の仕事をしていると思っていたのにビックリして事情を聞くと「頑張ったん

        介護への道(介護のホンネ1)

          介護への道23

          久しぶりの投稿です… 介護は離職が多く、殆どが人間関係と言われています… 対スタッフ、対利用者と色々ありますが、いずれも心の問題です… 介護の仕事に入職する時には誰もが仕事に対して少なからず期待していますが、実際に働いてみると思ったことと違うことに気づきます… そこで悩んでしまい「辞めたい」と思ってしまいます… そこで踏み止まるか否かで、その後の仕事が違ってきます… 一つは誰かに相談すると言う事です… 施設以外のカウンセラーに相談してみても良いですし、介護を知る先輩に相談して

          介護への道23

          介護への道23

          2024年度の介護保険見直しで、色々なところへ影響が出ると言われています。 特に訪問事業は風当たりが強く、介護報酬も減額されるとの新聞記事もありました。 民間事業所はどこも風当たりが強くなると思われますが、今の現実では利用者確保も必要ですが、スタッフの確保をしないと現実を打破しても事業を続けることが出来なくなります。 スタッフも介護福祉士や初任者研修などの有資格者がいますが、どうしても介護福祉士は特養や老健等に流れて、民間事業者は初任者研修が中心になってしまいます。 別に資格

          介護への道23

          介護への道22

          ある認知症の利用者さんから「私はずっとここにいるのか」と聞かれて「ずっといてもらわないと」と答えたスタッフが利用者さんから泣かれたと言う話を聞いて、何がいけなかったのかと考えると、利用者が何を聞いてきたのかをわからなかったせいではないかと思います。 利用者さんは「私はずっとここにいるのか」と聞いたので、そのことだけ答えれば良いです。 スタッフの希望を入れてしまうと認知症の利用者さんは混乱してしまうので「いてください」とだけ答えれば良く、それから次の会話につなげればいいです。

          介護への道22

          介護への道21

          介護施設に勤務していると「大変な仕事だね」と言われることが多いですが、言われる意味が2つあることを最近気づきました… 「人が嫌がる仕事をしていて大変だね」という意味と「人が嫌がる仕事を何でしているのか」という意味です… 前者は労いの言葉ですが、後者は蔑視する言葉です… 私は介護の仕事を29年していますが、仕事に耐えきれなくなって離職した人を何人も知っています… 各自事情があったとは思いますが、やはり仕事内容が理由の一つにはなっていたと思います… 確かに仕事内容だけを見ると、長

          介護への道21

          介護への道20

          介護の言葉に基けば「出来ないことを手助けする」が基本になりますが、現在の介護は「出来ることも手伝う」になって来ています。 高齢者は若い時に比べれば、生活に支障が出ていることは否めませんが、出来ることもまだまだあると思います。 施設介護ではスタッフがプロの目で利用者を見ていますが、在宅では「もう出来ないから」と全て手伝ってしまいます。本人がして時間がかかるなら、手伝ってしまった方がいいと思うからでしょうか? 認知症になると、これが顕著になってきて、殆どを介助してしまいます。「も

          介護への道20

          介護への道19

          介護保険になってから、介護施設は利用者の取り合いになってきていますが、選ばれるにはどうすればいいのでしょうか? 高齢者の考えも変わってきていますので、施設側も考えないといけません… 一昔前の高齢者は人と関わることが好きな人が多いので、パブリックスペースを充実すればいいですが、最近の高齢者は一人になりたい方が多くなりつつありますので、プライベートスペースも充実していかなければなりません… 今後は利用者に合わせながら運営していかなければならないと考えます… 特養も個室化されてきて

          介護への道19

          介護への道18

          先般の新聞に訪問サービスの介護報酬の減額の記事が載っていました… 利用者の身近で介護をするヘルパーさんは昔から低賃金と低待遇の中で働いてきています。 国は介護報酬の見直しをして来ましたが、現場に沿った内容ではなかったです。 特養ホームが赤字なのが理由だそうですが、法人税を免除されているのに、それ以上に優遇されていることに疑問を覚えます。 訪問サービスには小規模多機能にも何かしらの影響があると考えます。 介護保険が始まった時には在宅を中心に施行されてきたのに、いつのまにか施設中

          介護への道18

          介護への道17

          中途で採用になり、働いている女子職員に「どうしてうちに来たんですか?」と聞いたら「自分が行きたかった職場に採用されなくて、ここの募集があったから…」と言われて、少しガッカリしました… 介護の仕事もきちんとした仕事で法人が運営していますので、決して大企業と謙遜ないと私は思っています… やはり世間の悪い風潮に国民はマインドコントロールされているんだなと感じました… 介護の仕事で生計を立てている職員も少なくないと思っていますし、若い年代にももっとアピールしていかなければならないと感

          介護への道17

          介護への道16

          先般、一般の方から在宅での高齢者について聞かれました… だんだん在宅で生活しにくい状態になり、どこかないかと言われたので、市役所に行って聞かれたら、と答えたら「いやいや行政の世話にはなりたくない」と言われたので、どこの施設を利用するにも行政で手続きが必要だと言うと、その方は「直接頼んだらいけんの?」と言われて、それは不可だと言ったら、びっくりした顔をされました… やはり介護は世間に浸透していないのかと思う反面、もっと世間にアピールしていかないと考えてしまいました… 介護にはケ

          介護への道16

          介護への道15

          特養時代はとにかくがっしょで働きました… それだけ仕事量がハンパなかったと感じています… この仕事量や仕事内容で「こんなに辛いなら辞める」という人が多いです。 確かに介護の仕事は体力的に厳しいと感じます… 民間の施設でも利用者確保のために、無理な利用者を入所させて、職員が疲弊しているところもあります… 介護の仕事をする上で重要なことは「体力を温存する」ことではないかと思います… 食べれる時は十分食べて、寝れる時はしっかり寝る等のメリハリをつけた生活が大事だと思います… バラン

          介護への道15

          介護への道(認知症5)

          認知症は今後増える傾向があります。 それだけ社会に浸透しているのだなと感じています。 認知症は予防出来ますが、正しい対応をしないと認知症になる可能性が高くなります。 素人判断せずに、介護職などの専門家の相談して正しい対応をして認知症になる可能性を少しでも下げれると良いと思います。 認知症はどうしても悪いイメージがあり「罹ると大変」と思いがちですが、早めの対応していけば大丈夫だと思います。 介護の仕事をしていると、どうしても認知症の利用者さんと関わることが多いですが、どの利用者

          介護への道(認知症5)

          介護への道(認知症4)

          認知症の利用者は常に不安を抱えて生活しています… 認知症はものを認知する機能が低下していますので、利用者は常に「これは何だろう」と思いながら生活しています… 食事を上手く食べれないのも、食事を見ても「食事をする」と言う事を忘れてしまい、どうしていいかわからなくなるからです… そんな認知症の利用者にはどうしてあげれば良いのでしょうか? まず食事を食べない時は、優しいトーンで「お食事ですよ」と声をかけてあげましょう… すると利用者は言葉に反応して、目の前にあるものが「食事」である

          介護への道(認知症4)