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学びとウェルビーイング

私も来年40歳になります。子どもたちは中学生、小学生で、まだまだ手はかかりますが、それでも保育園児ほど身の回りの面倒を常に見ることは少なくなってきました。仕事では役職も上がり、管理的な役割も持ちながら現場でも実践的な仕事も求められます。いわゆる板挟み的な立場です。
物事の枠組みが見えてきた分、見通しを立てる力や機械的に業務をこなすことでの効率的な立ち回りや抜き差しが上手になりました。一方で「これでよいのか?」「将来はなにをしよう?」なんて未消化な気持ちが生まれたり、フワついたりもする今日この頃です。モヤつきの原因は何でしょう?
考えてみたると停滞を感じているのではないかと思いました。此処から将来について自ら歩んでいると推進力を実感できるにはどうしたらよいのでしょうか?
それは学びなのだと思いました。学びといっても仕事に関するような机に向かう勉強だけではなく、遊びや趣味を追求することも含まれます。
ウェルビーイングは身体的な健康だけでなく、精神的、社会的な側面も含まれます。学びと成長は、この総合的な健康を促進するための重要な要素の一つだと思うのです。学びは、新しい知識やスキルを獲得するだけでなく、自己実現や自己充実のためのプロセスでもあります。

学びがウェルビーイングに与える影響

学びがウェルビーイングに与える影響について考えてみたました。
ひとつに身体的な影響があると思います。新しいことを学ぶことは、脳の活性化や神経結合の促進につながります。これによって認知機能が向上します。認知症やもの忘れの予防になります。また、新しい運動やスポーツを学ぶことは、身体的な健康を維持し、運動能力を向上させることにもつながります。
次に、学びが精神的なウェルビーイングに与える影響があると思います。学習することは、興味深いトピックや趣味に没頭することでストレスを軽減してくれ、心の安定を促進する助けになります。私の場合は、キャンプや釣りです。あのボーっとした時間がたまりません。贅沢です。学びというか遊び力のスキルアップにつながっています。また、新しいスキルを獲得することや知識を深めることは、自己成長や自尊心の向上につながりますよね。学びは人々が意味のある目標を持ち、生活にやりがいや充実感をもたらすことができます。目標は大きなことではなくとも「火をガスなどではなく、ファイヤースターターでつけられる」みたいな小さくマニアックな自分目標で良いのです。
そして、学びは社会的な側面においても重要な役割を果たします。新しい知識やスキルを身につけることは、社会での役割や関係を強化し、他者とのつながりを深める手段となります。また、学習の場で他の人と交流することは、新たな友人や仲間を見つける機会を提供し、孤立感を軽減することができます。さらに、学びを通じて、社会貢献やボランティア活動への参加を促すことができ、他者へのサポートや貢献の喜びを体験することができます。
実は、自分はここだけの話しですが他者とのつながりを深めることが苦手です。できれば、自分のペースでごく少数の限られた人とだけ穏やかにつながっていられることの方が性に合っています。
ソーシャルワーカーなのに専門性としては頼りないですよね。。

すみません。話がそれそうになりました。

気を取り直して、学びが人生に与える豊かさについて考えてみましょう。学びは新しい経験や視点をもたらし、人々の視野を広げることができます。あふれている情報の中から取捨選択し、自分なりに文脈建てて言葉に輪郭が持てるようになります。分かるということです。分かると人をワクワクさせ知りたい欲求を掻き立てます。これによって、人々は自己実現や目標達成のための道筋を見出すことができます。また、学びのプロセスは人生における継続的な成長と変化を可能にし、退屈や停滞感を回避する手段となります。

学びや向上心による弊害

学びや向上心が時として窮屈に感じたり、ネガティブな感情を引き起こすことがあると思います。これは、学びや成長のプロセスが困難であったり、達成したい目標に対して不安やプレッシャーを感じる場合に起こります。例えば、新しいスキルや知識を獲得する過程で挫折や失敗を経験することがあり、それが自己評価や自尊心に影響を与えることがあります。
また、向上心が過剰になると完璧主義や競争心が生じ、ストレスや不安を引き起こす場合もあります。自己要求が高すぎると達成できない目標を設定してしまい失敗や不満足感を招く可能性があります。さらに、他人と比較して自己価値を測ることがネガティブな感情や不安を引き起こすことがあります。他人と比較しないって簡単なようで結構難しいですよね。私の場合は、隣の芝がかなり青々として見えるタイプです。  
これらのネガティブな感情やストレスに対処するためには自己受容や自己肯定感を高めること、適切なストレス管理技術を身につけること、達成可能な目標を設定することなどが重要です。やっぱり自分に目を向けて自分自身を褒めて大事する時間が必要なのだと思います。失敗や挫折を学びの機会と捉え、成長と前進の機会として受け入れることも大切です。自己の限界やバランスを理解し、健康的な学びと成長のプロセスを確立することがウェルビーイングを維持するために重要ですね。

まとめ

学びはウェルビーイングを促がし、人生を豊かにする重要な要素の一つです。新しい知識やスキルを積極的に取り入れることで、身体的、精神的、社会的な側面をバランスよく発展させ、充実した人生を築いていくことができます。他人と比べることなく、自分から湧いてきた興味や関心に耳を傾けて学びによって得られる達成感や学んでいるプロセス自体を楽しみたいものですね。

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