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「自責と他責」どちらがラッキーブレインか?「統制の所在」ローカスオブコントロール(LOC)

↑ラッキーブレインの基本

↑ラッキーブレインの土台作りに

統制の所在 ローカスオブコントロール(LOC)

「統制の所在」(ローカスオブコントロール(Locus Of Control))は、米国の臨床心理学者ジュリアン・ロッター氏によって提唱されました。

「統制の所在」(ローカスオブコントロール)は、行動を統制する意識が「自分にあるか、他者にあるか」を分類する考え方のことを言います。

あらゆる行動や評価の原因を自分と他者のどちらに求めるかによって「自己解決型」と「他者依存型」の2つに分けます。

自分や相手の「統制の所在」(ローカスオブコントロール)を把握することで、コミュニケーションなどに役立つのです。

答えから先に言うと、ラッキーブレインは「他者依存型」です

何か悪いことが起きたら、ラッキーブレインの人はその原因を「自分の外」に求めます。

反対にネガティブな思考傾向がある人は、何か悪いことが起きたら、

「私があんなことをしたから…」
「私があの言葉を言ったから…」
「お墓参りに行かなかったから…」
「お祓いをしなかったから…」
「だから悪いことが起きたんだ」

上記のように考えます。

ネガティブな思考傾向が強く、統制の所在(ローカスオブコントロール)が「自己解決型」の人は、インチキ霊能者や占い師、詐欺師などのターゲットです。

例えば、
「あなたの先祖は○○さんに対して酷いことをしたから、一家一族を根絶やしにされるほどの恨みを買っています」
「だから、この御札を家の四隅に貼って○○さんの供養をしないと…」
とか、、

「あなたは前世で○○神に祈らなかったので、現世で苦しく辛い目にあうのです。あなたはこれから今の100倍以上、苦しい目にあって○されます」
「もし救われたいのなら○○神に前世の分まで奉仕と祈りを続けなさい」

このような騙し文句に動揺をして、御札や壺を購入したり、ヤバい宗教にハマってしまうのです。

詐欺をする人達は、必ず「あなたが悪い」という方向で話を進めていきます。

「ネガティブ思考」+「自己解決型」
「ポジティブ思考」+「他者依存型」

ネガティブな思考傾向が強く、あらゆる行動や出来事の原因を、すべて自分せいにしてしまうと、「私はなにをやってもダメだ」というような極度に低いエフィカシー(自己評価)状態になります。

エフィカシーが低くなると、「やってみよう!」というチャレンジ精神がなくなったり、「私ならうまくいく!」という感覚がなくなり、無気力に陥ります。

最悪なのは、他者を自分と同じかそれ以下のレベルのエフィカシー(自己評価)に引きずり下ろすような発言や行動を無意識でしてしまうところです。

しかし、ラッキーブレインの人は、トラブルやアクシデント、問題などがあっても、

「それは不可抗力だからしょうがない」
「人生はそういうこともあるさ」
「今回はダメだったけど、次は大丈夫」
「私が悪いわけじゃない、もう一度…」
「これは忘れて、次に行こう」

このように、行動や物事の原因を外側に求めるので、ネガティブな感情を引きずりませんし、過去にも縛られなくなるのです。

ただし、気をつけなくてはならないのは「○○さんのせいだ!」と、相手を責めてはいけません。


大切なのは、過去や現状が「ラッキー」でなくても、「前向きに未来を見て歩いていけば、いずれラッキーに遭遇してしまう」というバランス感覚を身に付けることです。

まずは、自分自身の統制の所在(ローカスオブコントロール)を確認し、それから自分のまわりの人達も確認をしてみると、意外な発見があるかもしれませんので、ぜひ試してみてください。

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