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「脳と心」は同じもの それをあらわすものが「内部表現」です

「脳と心」?「脳」と「心」?

ひと昔前までは、「脳」は物理世界のもので、「心」は心理世界のものという、別々のものとして考えられていました。

しかし、現在「脳と心」は、もともと同じものとして考えられています。

では、「脳」と「心」で何が違うのかと言うと、表現をする際の範囲・領域・分野の違いということが挙げられます。

それは、言葉や文章にする時、物理的な表現をする場合は「脳」で、心理的な表現の場合は「心」、このように言い換えると表現方法として理にかないます。

例えば、化学や物理学では「脳」と書いた方がしっくりときますし、心理学や哲学では「心」と書いた方がしっくりくるという事です。

「脳と心」をあらわすものが内部表現です


内部表現には、「脳」と呼ばれる時の物理的な情報も、「心」と呼ばれる時の心理、哲学的な情報も内包されています。

機能脳科学や認知科学、コーチングなど、様々な分野から特定の個人の「脳と心」を観測している時、それをあらわすものが内部表現です。

しかし例として、人工知能の研究では内部表現をプログラムなどにしてあらわしますが、現実問題としては、誰も他人の「脳と心」の中をあらわすことはできないのです。

ですから、理論ではなく現実として内部表現というのは、本人が本人の「脳と心」をあらわしている場合にだけ有効となります。

ただし、本人が内部表現をあらわすというのは、言葉にしたり筆記するという事ではなく、無意識での情報処理という意味になります。

物理的な脳神経の電気信号の伝達、心のなかでの情報の処理、どちらにせよ「脳と心」は情報処理活動をおこなっており、それを「あらわす」という言葉で示すということです。

つまり、「脳と心」の無意識、意識、範囲、領域、分野を問わず、「脳と心」をあらわすものが「内部表現」です。

もちろん、内部表現には、記憶、本人が認識している外部世界とよばれる周囲の情報も内包されているのは言うまでもありません。

この考え方の根底には、宇宙は情報と情報の状態(つまり物理)から成り立っているといことも追加して認識しておきましょう。

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