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ピリピリした空気に耐えてませんか?「職場でのガスライティング」

ガスライティングとは、ガスライターが被害者の現実を歪め、混乱させ、自分自身に疑問を抱かせる心理的虐待のひとつです。

ガスライターの目的は、認知的戦術を使って意図的に人に影響を与え、他者を都合の良いようにコントロールすることです。

職場でのガスライティングは、

周囲の人たちを非常にイライラさせるものです。ナルシストな上司や同僚、毒性の高い管理職などは特に、認知的戦術を使ってガスライティングをおこなう可能性があります。

職場での慢性的なガスライティングによる被害は、「自分のスキルや能力に自信が持てなくなる」「著しく敵対的な環境になる」などです。

ガスライティングによって職場の人々は、自己の本質を失い、常にピリピリとした空気を感じるようになるのです。

職場でのガスライティング

1.静かなる妨害

ガスライターの上司や同僚は、「静かなる妨害」によって仕事の邪魔をし、対象者の評価を下げようとすることがあります。

例えば、重要な書類やメールを対象者に見せなかったり、「会議に呼ぶことを忘れた」などと言って対象者の職場での評判を下げるようなことをするでしょう。

2.曖昧な指示

ガスライターの上司は、スタッフに「空気を読むこと」を期待します。そのため、仕事に関する指示を意図的に曖昧にすることがあります。

この「曖昧な指示」は、スタッフに被害と損失を与え、職場全体の空気を悪くします。

スタッフはガスライターの上司の期待を裏切らぬよう努めるため、その上司に対して、指示についての明確な説明を求めることができません。

これによってガスライターの上司は、スタッフのことを無能などと呼ぶのです。

3.絶対防御(攻撃)

職場のガスライターは、自分のミスについて個人的に説明や謝罪、代替案を提示するなどの責任を負いません。

その代わりに「絶対防御(攻撃)」を発動します。

例えば、スタッフがガスライターの不適切な行為やミスについて事実確認をしようとすると、ガスライターは通常、否定的な対応、または怒りによる「絶対防御(攻撃)」をおこなうのです。

4.フェイクエフェクト

スタッフがガスライターである場合、職場や仲間のスタッフに有効的であるふりをします。それが「フェイクエフェクト」です。

例えば、プロジェクトにまだ手をつけていないのに、「ほとんど終わっている」と主張したり、「来月からスタッフの全員が昇給する」というような嘘の有効性をアピールするのです。

5.偽善ルール

ガスライターの上司は、スタッフに対してはルールやマナーに関して過度に厳しいわりに、自分ではそのルールやマナーを無視することがあります。

それだけに留まらず、例えば、ガスライターの上司はほぼ毎日遅刻をしているのに、スタッフには時間通りに出勤することの重要性について語ることもあります。

「偽善ルール」を指摘すると、ガスライターの上司は自分の不正行為を否定し、何らかの形で告発者を責めようとします。

おわりに

人は慢性的にガスライティングを受けていると、混乱、欲求不満、傷心、罪悪感などを感じるものです。

そのような場合は、ガスライターの行動は自分の責任ではないことを自分自身に納得させることが重要です。

これからもガスライティングに関する情報を記事にしていきますので、ガスライティングの認知的戦術や仕組みを知り、ガスライティングの例に注意をすることで、このような虐待から解放されるのに役立つはずです。

現在、ガスライターによって心に閉塞感などを感じている場合、または、自分からガスライターとの関係を断ってもガスライティングが止まらない場合は、コーチングや心身の健康にアプローチをするような専門的サポートがメリットになるかもしれません。

認知的な虐待の治療経験を持つ施術者や専門家のサポートは、あなたの考えや感情を探求するための安全な環境を提供します。

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